第89回1000字小説バトル結果


おめでとうございます!

チャンピオン作品は、ようこさん。作の
「辺名高列伝 続教頭の仮面」です。
ようこさん。は今回が3度目のチャンピオンで、
グランドチャンピオンとなります。おめでとうございます。
エントリ作品作者得票
02「辺名高列伝 続教頭の仮面」ようこさん。5
03北国の鮨Suzzanna Owlamp3
07世界の終点に宅急便で送られた狸とむOK3
09兄樹越冬こあら3
10ミラークルクル太郎丸2
11コンピュータミュージックるるるぶ☆どっぐちゃん2
05老犬(忘れないために)藤田揺転1
06猿の目ごんぱち1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

推薦作品と感想

■「辺名高列伝 続教頭の仮面」  ようこさん。さん

感想:
知り合いに、校長も教頭もいなくてよかったわ。
顔面の仮面と素顔を想像しそう。ああ、犬神家。
投票者: 純粋読者

感想:
面白いです。息を切らせず読み進ませる技量に感服です。
投票者: 純粋読者

感想:
叶うはずの無い望みが叶うと分かった瞬間と、(シュミレーションしていた脇役でなく当事者という形だが)実際に叶ってしまった瞬間とどちらが嬉しいだろうか?
柿野教頭先生の今後が心配で楽しみです。
投票者: 純粋読者

感想:
続編たのしみにしておりますのよ(@^▽^@)
投票者: 純粋読者

感想:
辺名高列伝はリズムが良くてどんどん引き込まれます
途中、犬のタローが教頭になったら
用務員の王総司がよろこんでビニール袋持参で後をついて歩くのだろうなとか
ようこさんの他の話も頭をよぎったりして
読み切りでも連作でもとても成功している作品だと思います
いつかきっと全集を作ってもらえることを期待してます
投票者: 純粋読者

■北国の鮨  Suzzanna Owlampさん

感想:
 なんかこう、全体的に「この辺を落としどころにしておくか」みたいな雰囲気で書いていて、なんじゃいな、という感じでした。こういう話にすれば、まぁだいたいこの辺に落下するだろうなぁ、という。
 一言で云ってみれば、毎月感想票を送る者としては新鮮味がないのです。じゃあおまえ書いてみるか、といわれると、自分で自分の作品のことはわかっているので書かナイのであります。やっぱり面白がってもらいたいじゃない。あんまりそういう欲がないのかしら。その辺はよくわかりませんが。

 で、投票ですが、あいかわらずスザンナさんは堂々としているよねえ。この堂々と書きたいものを書いている感じが非常に好きなのでありますよ。
 もっと、もっと観察すればより、よりよくなることでしょう。(M)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
私も不思議と満足しました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
今回は奇抜な感じの作品が多いように思いました。そのせいか刺激がことのほか強くて、好きなんだけど投票は違うなと思いました。何というか、味付けの濃い料理は大好きなんだけど、食べ過ぎてあっさりしたものが欲しくなる。
というわけで今回の投票はスザンナさんへ。
(ぼん)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■世界の終点に宅急便で送られた狸  とむOKさん

感想:
たぬきすき。きつねもすき。ねこもすき。ひとではキライ。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
 人生、というか、意識というか、存在というか、そういうものが唐突にエンドマークになってしまう可能性というのは、考えた事があります。
 要するに「死ぬまで存在出来るなと思うな」というか。
 そんな感覚に合致した、とむOKさんの作品に一票。
投票者:

感想:
最近少なくなった投稿作品ではありますが、何だか充実している感がありました。みんな面白い。その中で今回特に気にいったのを絞ったところ、「北国の鮨」「世界の終点に宅急便で送られた狸」「兄樹」の3点でした。
その中で今のご時世に、あえて商標を使ったタイトルにしてある(笑)この作品にします。

投票者: このバトルへの参加作者

■兄樹  越冬こあらさん

感想:
兄樹の赤い実を食べても死ななかったクラスメイトの片石莉子(かたいしりこ)は十月十日後兄ちゃんそっくりの赤ん坊を産み落とした。かあちゃんはそのこをひきとり「桃子」と名づけ大切にそだてた。現在グラビアアイドルで活躍している大井桃(ふといもも)がにいちやんのこだ。バカなところがそっくりな気がする。
と、思ったので、こあらさんに1票。
とむOKさんの狸や狐の話もとても好きで今回はこのお2人の間をゆれました。
今日(こんにち)の「狂」と「驚」と「凶」の「境」紙一重なこあらさんすごい。とおもいます。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
不気味で優しくてユーモアもあって残酷で、凄くよかったです。
いつもより下の年齢層に向けて書かれたのでしょうか?
もしそうであれば、やはり文章に大人の匂いがしますので、欲張りに希望を言わせていただくなら、ラストに現状の打開策の一端でも垣間見られたなら…と思ってしまいました。
秀逸な文章に、いつもですが、脱帽します。葱
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
今回は完全にこれしかないって感じでした。お見事!
投票者: このバトルへの参加作者

■ミラークルクル  太郎丸さん

感想:
今回は図らずも狐に化かされたような読後感の作品が揃った。(一つはホントに狐が化かしてるし^^;)

>…一行戻って、再生しながら五行分の巻き戻し…

こういうの有りですか?としっかり思ってしまったので太郎丸さんに一票。
うーん、やっぱり反則技でしょう、ズルイ! (楽)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
 あの一文を境に、ミラーでさかさまに移したような構造になっているなんて! うわあ発想が面白い。巻き戻した後の文がまたきちんとはまっているのが素晴らしい。今回はコレにノックアウトされました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■コンピュータミュージック  るるるぶ☆どっぐちゃんさん

感想:
イエス。プログレッシブ好きなので。
いちめんのもなりざ。山村慕鳥も好きなので。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
年末と重なると、月末は忘れられる。

(アナトー)
投票者: このバトルへの参加作者

■老犬(忘れないために)  藤田揺転さん

感想:
「泣き笑い」というのか、人間の複雑な心境を見事に表現されていて、
やってくれたな、という感じです。
眉毛を書かれた犬が死んだという設定を手紙にすることで、自然と伝える。
「おもろうて、やがて悲し」という感覚がとても気に入りました。
                             (ス)
投票者: このバトルへの参加作者

■猿の目  ごんぱちさん

感想:
クスグリから駄洒落、展開、オチまで、落語の雰囲気が漂っていて、たいへん楽しめました。とにかく、おもしろかった。
投票者: このバトルへの参加作者