来るべき世界
アレシア・モードさん
感想:1.心ある人の優しさ
実話ですが、パソコンの中だけでの世界の様で、お見苦しい限りです。
2.帰省
どこの方言かは、存知かねますが、雰囲気がとてもいい。死体や躯といった、世界観は、サヌキマオさんの真骨頂かと思います。実は、細部にまでこだわられていて、流石、書き慣れているという印象です。
3.来るべき世界
落ちがしっかりしていたので一票。人間は、自分を人間だと主張しますが、これだけ機械が世の中を席巻すると、その存在自体が、危うくなってくる。それをコメディタッチで書いておられたのは、良かったです。
投票者: このバトルへの参加作者
感想: 人工知能に魂が存在するかはともかく、創造もすれば反乱もするだろうなぁ。表層的な部分においては。そう作ればそうなるし、そう作らなくても状況によってはそのように行動するであろうし。
いわゆる哲学的ゾンビだったっけ。いや、行動的ゾンビか。
人工知能がおおよそ人間と同様のパフォーマンスを持ち始めたらどうなるのか?
人間はそれを束ねて使う事を考え始めるのだろうなぁ。でも、それを使ってもあんまり大した事をしない気がする。
一秒間に30億回も計算する機械を使って、飲み会の時間の確認とかしている現状を考えると。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
感想:「心ある人の優しさ」
本作を書くことによって作者の魂が救われているというのであれば、もうそれ以上のことはないんじゃないだろうか。
小説の方法としては決して間違いでなくて、あとは読んだ側がどれだけ感情移入できるか、という話なのであるが、今回に関してはやっぱり他人事なのです。
例えば、
>「面白い」の基準は、みんな違う。
って、心の底から本当にそう思ってるかァー? とか、思うのです。どっかの寄席で落語家が全然ウケなくて<「面白い」の基準は、みんな違う。>って云ったとしたら誰かしらが張り倒すと思うのです。価値観の違い云々の問題以前に、誰と価値観が同じで、その基準が同じ人だけでも確実に笑わせられとるのか、とか。
どうもその辺、一時の気の迷いに見える。
「帰省」
今年も他人の田舎に帰省します。
「来るべき世界」
上で書いた感想のあとで随分タイムリーなのがきた。曰く「意識の投影」であり「意識の共鳴」であり。
これは人工知能に人工知能の講義をさせるというあたりがアイロニカルなのかしらん。
「一つの杏」
食い終わってないけど食ってるじゃないか(威圧)
投票者: このバトルへの参加作者