≪表紙へ

3000字小説バトル

≪3000字小説バトル表紙へ

3000字小説バトル
第15回バトル結果

おめでとうございます

第15回3000字バトルチャンピオンは、るるるぶ☆どっぐちゃんさん作『夜の散歩道』に決定しました。おめでとうございます!
感想票をお寄せいただいた読者の皆様、ありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
荒井
2
2
イケニエの儀式
野口 圭
3
規制緩和の男
岡野義高
4
おいしくない女
Jamie.E
5
グローバル・ワン
竹野井 雪
6
紅谷奈ヲ矢
1
7
桃色吐息
やす泰
8
煩わしい恋
坂口与四郎
9
Ame
2
10
ニセ珈琲
海坂他人
11
僕らの海
党一郎
12
林徳鎬
1
13
年輪
14
Re:記憶
さとう啓介
15
羽那沖権八
1
16
ファミレスデイト
恋糸 いと
17
現実
太郎丸
18
友達の言葉
19
階段。
月季花
20
Metamorphosis Code:WW
朝市九楽
21
霞桜
伊勢 湊
22
るるるぶ☆どっぐちゃん
3

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

夜の散歩道
るるるぶ☆どっぐちゃんさん

感想:
 コクがあるのに、キレがある。文芸においてはある程度、コクというか、誰にも判りやすい普遍的な感動のツボを押さえないと、独りよがり、幼稚、無味乾燥で飲めた代物ではないが、逆にその作者なりのキレがないと、何もかもがどこかで読んだ話になってしまって、生命感が感じられない。
 この作品は所々にやや俗っぽい言い回しや設定もあったように思われるが、作全体に生命感が溢れていて、うまくバランスが取れていた。今回の参加作品中では一段、柄が大きかったように思う。
投票者: 

感想:
今回、特に気になった作品は「煩わしい恋」「蠅薬」「夜の散歩道」の3編です。
で、迷わず「夜の散歩道」を今回の一席に推します。

作品の完成度(文章のキレイさとか、構成とか)は、他の二作品の方が上かも、と思うのですが、とにかく推薦作に感動してしまったのです。
読み終わって、自分が何処にいるのか一瞬わからなかったほどです。

これは、ひとえにこの作品に喚起された記憶があったため、
(猫の友達、夜の徘徊等々...)
アンド、主人公の現在が自分の現在とオーバーラップしたためです。

質(ってよくわからないけど)の高い作品は確かに面白い。
でも、人の心を動かすのは、それだけでは足りなくて。
そこら辺を制御することは書き手には不可能なのだな、と、今回思いました。

人の心を動かすために書き手にできることといったら、
自分がよいと思うものをにかく書いて、
とにかく読んでもらう、それだけなのですねきっと....。
うーん。精進します。
投票者: 

感想:
子供の頃にあっても、大きくなりながら色んな事でなくなっていく不思議な力とか夢というのは、よく言われるけれども、その表現にこういう形式を持ってくるというのが好きです。
投票者: 

若干2名
荒井さん

感想:
話の落とし方は余り好きではありませんが、途中の文章のリズムが絶品だと思います。しかもそのリズムを保ったまま話迄展開して居る所が非常に素晴らしいのではないかと。リズムの他で言えば、読んで居て突き放された気分になる乾いた距離感が個人的に好みです。
投票者: 

感想:
体言止めを多用していて言葉にリズムはないし、改行はなくて読みづらい。エントリー1なんだから練り込む時間もあったろうに、とも思う。
ただ、「ともかく笑かそう」というテーマが明確で、実際に笑えたので一票。
脳に何かが突き刺さっても結構平気、ってのはあり得る話だそうで……。
投票者: 

ドラゴンフィッシュの夏
Ameさん

感想:
全ての作品を読んで、綺麗な残像が残った作品が「ドラゴンフィッシュの夏」でした。話が綺麗に流れて、そしてそのまま流れ続ける様な作品に感じました。
投票者: 

感想:
今回は作風的に個性的なものも多く、かなり悩みましたが 最終的に『ドラゴンフィッシュの夏』を推させていただきます。
もし、むかし受けていた学校の国語のテストや当たり前のように点数を付けて読者に先入観を植え付けるレビュー雑誌のように小説というものが点数化されるべきものだとしたら正直いってこの作品に投票することはないかもしれない。でも僕はもう国語のテストは受けないだろうし、レビュー雑誌も読まないから、魅力が大きく押し寄せてくるこの作品にします。直感的に気になって仕方ない作品なのである。
投票者: 

粒子を感じてる
紅谷奈ヲ矢さん

感想:
面白いもの、そうでないもの…色々な作品があって楽しかったですが、その中でも私が楽しめたのは、No,6『粒子を感じてる』No,17『現実』の二点でした。
今回は最後の台詞が気に入ったので『粒子を感じてる』に一票投じたいと思います。
投票者: 

蝿薬
林徳鎬さん

感想:
面白いのだが、いろいろ細かい所が気になった。特に「僕」というのが一番気になった。でも、男の話としての蝿薬も面白かったし全体的に見ても良かったと思う。
投票者: 

キャラ
羽那沖権八さん

感想:
後に残る奇妙な余韻が好きです。良かった。
投票者: