第33回3000字バトル結果

第33回3000字バトル結果

おめでとうございます！　あなたが栄光のチャンピオンです！
『我輩は犬である』長田一葉さん

推薦作品と感想

推薦作品：我輩は犬である
作者：長田一葉
感想：かの有名な夏目漱石に重ねた題ではあるが、内容は全く異なる。コミカルな落ちがほほえましい。
票者：純粋読者

推薦作品：我が輩は犬である
作者：長田一葉
感想：ああ悩む。どれも面白い。五回読んで、最終的に橘内さんと長田さんが残る。話し運びの手慣れてる感で長田さんの勝ち。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：吾輩は犬である
作者：長田一葉
感想：犬好きなので。
犬がこんなこと考えていたら嬉しいですね。
票者：純粋読者

推薦作品：澱氷
作者：伊勢　湊
感想：ちょっと切ないですね。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：澱氷
作者：伊勢　湊
感想：　どうしよう。前回の3000字投票の時も同じようなことを嘯いていた気もするが、前回以上に悩んでいる。感想本文を打ちながら、推薦作品と作者の欄は空欄のままだ。
　長田作品は「犬ってばかだなぁ」と思う一方でその真摯さに撃たれて目頭が熱くなったし（だからこそ、最後のなんちゃって的なラストは惜しかった）、「新しい車」は1000字で足りないと思っていたディテールを見事補ったように思う。「一分間の瞑目」おいらはごんぱちさんの稼業を知っているのでアレなのだが、ここまでノンフィクションから小説へ蒸留を掛けられる技量に舌を巻いたし、橘内氏のあの雪の深々感、ムードつくりの巧さも捨てがたい。で、どっくちゃん。ずいぶんと色々な作品で楽しませていただいたが、小生が今まで読んできた作品の中で、最もヴィジョンが鮮明な作品の一つにはいるんじゃあないだろうか（いや、正直に言えば野球するロボットの話には、負けるけど）。伊勢さん、これは映像美であって映像美ではない、作家のテンションこそが生み出すパラレルであって、これこそが映像における映像、ではなくて文藝による映像美、というものを見せてもらった思い。ああ、どうしよう。
　缶コーヒー片手に（昼間だし）、なんて贅沢な時間だろう。
　ちゅわけで。
　おい、サイコロもってこい。（またかよ）
――結果は６。というわけで伊勢さんに一票。こういう決め方はよくない、というのは重々わかっているが、でも、一人の読者としてむっちゃ面白かった！　と伝えたいのだ。（Ｍ）
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：新しい車（3000字Ver.）
作者：佐藤yuupopic
感想：1000字のより断然面白いです。
後半の間白の開けかた、上手ですよねぇ。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：新しい車（3000字Ver.）
作者：佐藤yuupopic
感想：　おや、と思わせた作戦勝ち。
　自分の体験とシンクロするところも、ちょっぴりあったし（ダメな部分だけ）。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：一分間の瞑目
作者：ごんぱちさん
感想：どうしようかと思った。作品数は少ないとはいえ、どれも質が高かった。ハッキリいって選びにくい。そこでとにかく一番心の深いところにきた作品にします。もちろん、僕にとってということです。一番自分が関心があり、境遇が近いもの。だからこそ深くにくるもの。だーって、やっぱ自己投影できるものがよかったんだもん。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：一分間の瞑目
作者：ごんぱち
感想：「俺の人生を巻き込むな」
この一言は、並じゃあ書けません。
現実味のある、甘くない終わり方に感動しました。
ああ、私もこういう話を書いてみたい！
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：羽ばたきの音
作者：るるるぶ☆どっぐちゃん
感想：推薦作：５羽ばたきの音るるるぶ☆どっぐちゃんさん
今回はみんな面白かった。でも迷わず投票します。
鳥籠の中に溜まってゆく宝石のように、そこにある全てが
過去で、遠く輝いて、でも色褪せていて不思議な気分になった。
伊勢さんのシャンパンのように、自分も凍結してしまえば、澱を掬う事が出来るのだろうか、という感覚がかなしくて、いやになったけど、心に残った。
票者：QBOOKS登録作者

推薦作品：雑影都市
作者：橘内　潤
感想：「雑影都市」橘内　潤
風景がとても印象的でした。すごくいいです。読み返しました。
最初「吾輩は犬である」にしようと思いましたが、字数がぴったりでないので・・・。
「一分間の瞑目」は微妙です。導入部やストーリー、施設でありえなくはないと思い
ますが、設定そのものにリアリティに欠けている気がしました。
「羽ばたきの音」は後半からラストが腑に落ちませんでした。相変わらず上手いとは思います。
票者：QBOOKS登録作者