第41回3000字バトル結果

残念! 無効試合!

 最多得票作品数が得票数以上だったので、規定により無効試合となります(チャンピオンを決定しません)。


推薦作品と感想

○推薦作『禍転じて福来る』中川きよみ
 よく考えると、貧乏神と仲良く暮らすというモチーフは珍しくも何ともないけれど、細部がいちいち愉快で笑える。
 今回はこれが一等賞な感じ。
▼推薦者:このバトルへの参加作者


○推薦作『禍転じて福来る』中川きよみ
あまり気持ちの悪いものは読みたくない、でも、平易な内容は読後に損した気持ちになる。最低2回は読みたくなるもの、という基準に合う作品の一つがこれだった。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作『牧歌』土筆
いいですね、やられた、という感じ。世の中には困ると形になっていないイメージのまま作品を書いちゃったり、動物を出して動物人気にあやかって票を集めるような軟弱作者がいるが、そうじゃいけないのである。まったく反省してしまいますね。ちょっと気恥ずかしいくらいの日常(=リアルではないけど)の中に見えにくいものって本当は潜んでたりするのに意外と目をやりませんものね。
最後の7枚も清涼感バッチシ。

冬目さん、相変わらず台詞が心地よいですが、ここ横書きなんでちと空間的に不利だったかな? 

▼推薦者:このバトルへの参加作者


○推薦作『牧歌』土筆
 洒脱で小粋で真っ直ぐで、数年ぶりに文字列に泣かされた。
 巧い小説はいくらでもあるが、魅力的な小説は、それぞれの人の性分や天分なので、しょうがないことなんです。才能について突っ込むのは怖いから、やらないけど。
 次点は、「山裾の庵にて」ごんぱちさん。(O MAke_B)
▼推薦者:純粋読者



○推薦作『われ鍋にどじ蓋』冬日 洋
今回どれも駄目だなあ、という印象。個人的には前期が良すぎました。ごんぱちさんと迷って、タイトルの差で。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作『サンデーディナー』伊勢 湊
楽しい、嬉しい、こんなにも。
どうしよう・・・みんな面白いのです。
この中から、一つを選べなんてー、そんな殺生なー。
悩みに悩んで、決めました。伊勢さん『サンデーディナー』
結局、自分の感覚に、一番マッチしたものになってしまいまったのですね。
いや、本当に全部面白かったです。

▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作『山裾の庵にて』ごんぱち
世の中を投影した寓話は、胸につきささる痛みがあります。国際面から三面記事まで毎日紙面に渦巻く「恨み」や「憎しみ」が、消化される結末を気持ちの底で望みながら読んでいて、少なくとも自分の代でとどめ未来へ引き渡そうとしなかった構成に希望を感じました。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作『睡眠病 ―夢喰い―』橘内 潤
構成がいい。ぐいぐい読んじゃう。
それからすっごくおもしろい!
▼推薦者:その他のQBOOKS作者



○推薦作『変わった夜と美女の欲』篠崎かんな
おもしろかった。
物語がとんとん進んでいって、余計なことがかかれていない。
又見たくなるような作品でした。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作なし
それぞれ良さを持ちながら、一つを推そうとすると、複数の作品が訴えてくるという具合で、エントリに10を置き、推薦作品なし、と記して、何度も見直しているうちに、これに落ち着きました。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作なし
どれも3000字で物足りないような気がして……。
なので、該当無しです。ごめんなさい。
▼推薦者:このバトルへの参加作者