第43回3000字バトル結果


おめでとうございます! あなたが栄光のチャンピオンです!

『天狗と桃饅頭』中川きよみさん

 チャンピオンを三回獲得しましたので、中島きよみさんは五代目グランドチャンピオンとなります。
 おめでとうございます!!


推薦作品と感想

○推薦作『天狗と桜饅頭』中川きよみ
 痛々しいが、決して悲観的になり過ぎない「死」の表現の仕方が良かった。「愚兄」の回りくどくて効果的な優しさがつたわって来る。構成もよく、最後までだれずに読めた。

 以下、気になった作品。
「アイ・ラブ・ユー」ごんぱちさん
 さすがの腕前。特に「愛の溢れた」世界がだんだんと綻んでいく様子の描写が、流れもよく秀逸だった。作品の完成度では一番だと思うのだけれど、小説バトルとなると、これに票を入れるのはためらわれました。すいません。

「気違い娘・狂騒詩曲」ゆふな さきさん
 ブラームスのラプソディを知っているか知らないかが鍵になってしまう作品だが、この曲のふさぎ込んだ感じと、主人公のどうにもならない気持ちとがうまくシンクロしている。自分も同じような経験があるので、面白く読んだ。     (相川拓也)
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作『天狗と桃饅頭』中川きよみ
 死んじゃってもほのぼのが抜けきらないのが良いです。
 後、『レストランの猫』も良かったですが、猫ネタの作品がも一つあった事、猫は傷つかない感じがした事とで、推薦には至らず。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『旧盆の青い空』伊勢 湊
伊勢さんの物語性が、いつも魅力的に感じられます。3000字という長さにふさわしいしっかりした構成なのでしょうね。余韻があるので、他の作品を全部読んで「どれにしよう」と考えた時に浮かび上がってきます。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『気違い娘・狂騒詩曲』ゆふな さき
 ああ、迷う迷う。完成度で云えばどっくちゃんvs橘内さんだし、気持ちの入り方でいえばどっくちゃんvs橘内さんvsゆふなさん。でもなんかなー、どっくちゃんはすでに達人(つまり「達している」人)だし橘内さんはこれからどんどんと筆を重ねていくのだろうし、きっとこのお二方には、誰かが票を入れるに違いない。
 よし、ゆふなさんにしよう。絶対に化けるから、このまま書き続けて欲しいのです。(M)
▼推薦者:その他の作者




○推薦作『『睡眠病 ―聖歌と聖餐― 』』橘内 潤
前回の続きということもあり、より読みやすく面白い形に作られていたと思います。
これだけなら、少し分かりにくい内容ですが、前回とのつながりをうまく生かして、作られている趣向が面白く感じたので、投票させてもらいました。
ただ、今回は時間がなく、一通りしか読めなかったのが残念です。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『夕暮れ』相川拓也
正直、ありがちな青春ものだと思うけど、最後の一行が好きです。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『痛みだけ』るるるぶ☆どっぐちゃん さん
なにげにもしかしたらひどい話なのかもしれないけど決められなくて消去法になったときにいつもこの人の作品を選んでいる気がする。もちろん僕という人間一人の見解など何の役にも立たないが(というか読み違えてたりすることもあるだろうしね)なんか今回の3000字はちょっと「薄い」感じがした。
とはいえ消去法で残るというのはそれだけ安定してクオリティが高いからでしょう。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『アイ・ラブ・ユー』ごんぱち
「気違い娘・狂騒詩曲」も好きだったけど、もうちょい形を何とか出来そうな気もする……。
ので、相変わらずの感じだなぁ、と思いつつも本作に一票〜

▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作『カミレンジャー その2』THUKI
駄目っすかねこれ。とりあえず一番面白かったのだけれど。
▼推薦者:このバトルへの参加作者