おめでとうございます! あなたが栄光のチャンピオンです! 『穏やかな終焉』ごんぱちさん 推薦作品と感想 ○推薦作『穏やかな終焉』ごんぱち 中川さんのとで、迷いました。決定に至ったのは、オーソドックスな話しながら、飽きずに読まされたごんぱちさんに一票投じたいと思います。 ▼推薦者:このバトルへの参加作者 ○推薦作『穏やかな終焉』ごんぱち 低調でした。低調だといつもごんぱちさんに入れてしまう。今回かたちになっている、と思えたのはごんぱちさんだけでした。もっと作品数が多くないと、駄目のような気がする。三千字はずっとそんな状態。だからどうでしょうかね千字作者の方たち。書いてみませんか。楽しいですよ。 ▼推薦者:このバトルへの参加作者 ○推薦作『穏やかな終焉』ごんぱち 全感想。 1 ビデオデイズ るるるぶ☆どっぐちゃん 読者Mの中では「シスターストロベリー」を超える作品が出てこない。理由、簡単に云ってしまえばネガティヴかポジティヴかの違いである。創作に対しての。 2 『睡眠病 ―マリア― 』 橘内 潤 このシリーズ、成り行きで順当に終わってしまいそうな気配。そんなんイヤや。 3 妻 立花聡 これ以上の文章の洗練を図るには、語彙がなさすぎる。少ない語彙を使いまわすのにはおのずと限界が來るので、今からでも遅くない。もっと辞書に可能性を見出しては。 4 桜と鏡台 中川きよみ どっとあふれでた最後の説明でどっとシラケてしまった。ここも、せき止めていたものをどっと溢れさすのではあまりにも芸がない。こういう「謎のばらし方」もオリジナリティーだと思うのだが、どうも手法に関しては怠慢では無いか。 5 穏やかな終焉 ごんぱち なにが足りないんだ。完成度ではこれが一番だと思うのだけれども。 ……ああそうか。自分の母親を殺されてひそかに復讐に燃える道俊が明子を狙う。そこはいいのだけれども、じゃあ二人の間の夫婦の絆ってそんなもんかよ、というところが全然書かれていない。別に道俊が明子のコトを労ったからといって、それは夫婦ではない一般の関係にも当てはまることなんですわな。ここだ。ここが見えないから、片手落ち。 6 鬼ごっこ のぼりん 話としては面白いのだけれども、展開も乱暴だし、補いきれなかったところが説明として出てくる。3000字とは言えど、構成として、もうちょっとプロットが必要なのでは無いだろうか、という感じである。どうもぎっこんばったんして、スマートではないのである。 この中で選べッたら「穏やかな終焉」なのだけれども、納得がいかないにゃあ。次点はなし。(M) ▼推薦者:その他のQBOOKS作者 ○推薦作『穏やかな終焉』ごんぱち 緊張感の持続と展開が「みごと3000字!」。でも求心力は3000字以上のものがありました。 ▼推薦者:このバトルへの参加作者 ○推薦作『桜と鏡台』中川きよみ どんでん返しが良い感じです。 記憶喪失とは違いますが、痴呆が出ると鏡に写った姿を自分の親と誤認する事がある、なんて事を思い出しました。 しかし夫にとっちゃ、相当ホラーな日々でしょうなぁ。 ▼推薦者:このバトルへの参加作者 ○推薦作『桜と鏡台』中川きよみ とりあえず一通り感想を。 ビデオ・デイズはけだるくとりとめも無く話が流れていくのに雰囲気が抜群。なんだか日本版フランス映画(我ながら何を言っているんだか)きっと本を開いて途中にこの文章が出てきたら、思わず読み進めてしまうだろう。いいなあ、これ。 マリアはなんだかまとめてこのシリーズを読みたい。もったいないって感じがする。ふとエヴァンゲリオンを思い出してしまうのは私だけ?(だろうな) 妻はいつもながら繊細に、達者に、美しくまとめてある。こんな終焉はいいなあと思うが、それまでの人生にはこの二人にもバトルがあったんだろうなあ。これはこれでまとまっていいと思うんだけど、聖なるおじいさん清なるおばあさんのもっとどろどろの終焉を期待してしまいます。 桜と鏡台は私好み。どこかで見たようなストーリーの気もするが、なんだかあまりそれを感じさせない。筆力でしょうか。思わず投票。 穏やかな終焉、これもどろどろってしていて良い。私好み。でも、なんだか桜と鏡台に一票。この差はもう個人の好みか。追い詰められていく妻の描写が上手だなあと感心。 鬼ごっこ、すごくまとまっていて、読み心地もいい。でもストーリーが思うほうにしか行かないのはちょっと残念。もうちょっとねじれたら面白かったのでは?と思う。 今回(も)みな読み応えがあって面白かった。投票に迷いました。 ▼推薦者:その他のQBOOKS作者 ○推薦作『ビデオデイズ』るるるぶ☆どっぐちゃん よくわからなんですけど、魅力的でした。風俗ネタにはいいトラウマがあります。 ▼推薦者:その他の作者 ○推薦作『ビデオデイズ』るるるぶ☆どっぐちゃんさん 別に消去法的に選んだわけでもないのだけれど、中川さんやごんぱちさんのも面白かったのだけれどもいまいち難しくて入り込めなかったり、立花さんのもすごく分かったんだけどなんか視点がかなり固定されていたりと、すごく総合点的に考えて結局これにしました。 ▼推薦者:その他のQBOOKS作者 ○推薦作『鬼ごっこ』のぼりん 冒頭と結びのループがいい感じです。ホラーはしっかり決まると気持ちいいですねぇ。 ▼推薦者:このバトルへの参加作者 |