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3000字小説バトル

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3000字小説バトル
第51回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは、
伊勢 湊さん作『カテゴライズ・ブルー』、
ごんぱちさん作『エアーキャップ職人』の2作品です。
おめでとうございます!

投票結果
得票数 
1
カナリア
橘内 潤
2
にせ宝石屋
るるるぶ☆どっぐちゃん
3
伊勢 湊
3
4
誘惑
吉備国王
5
ごんぱち
3
6
悪道
榎生 東
7
母ちゃんの握り飯
中川きよみ
8
村松 木耳
2
9
夢じゃない話
小笠原寿夫
10
のぼりん
1
11
Nightynight,Bedtime
めだか
1

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

カテゴライズ・ブルー
伊勢 湊さん

感想:
今回は読み応えのある作品が多くて迷いましたが、この作品の村上春樹風の、現実と夢の2つの世界の距離感が好みだったので、伊勢さんに1票を投じさせてもらいました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
美しくて、哀しい。なんともいえない切ない読後感がいいです。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
良いんじゃないかな今期もこの方の優勝で。
楽しませてもらいました。
投票者: このバトルへの参加作者

エアーキャップ職人
ごんぱちさん

感想:
 今回はダントツでこれ。素材のせいもあるけれども、逆に素材さえはまればここまで確実な仕事が出来るあたり、やっぱりすげいなあ、と思うわけです。なんかこの、形容しがたいネタのジャストフィット感が、たまりません。
 次点、三馬身離してめだかさんの「Nightynight,Bedtime」。作り話のディテールから、おばあちゃんが助け舟を出すあたり、ああ、この作者はいい奴だなと思えてしまう。小説読んでいい気分になったのは久しぶりなので次点。
 あと、今回のどっくちゃんは好き。無理やり次点に押しこんどく。(M)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
 非の打ち所が無く、感想にならなくて申し訳ありません。
 ビニールの匂いが壁の目地に染みこんでいると言われてからは、ぐいぐい引きずり込まれてしまったのです。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
今月はこれですね。これしかありませんね。とっても面白かった。

ひとことでごめんなさい(汗)。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

スカスカ
村松 木耳さん

感想:
冒頭の「きみがいないと卒業式だね」なんて意味深な一言で引っ張っておいて、ラストにその意味が分かると同時にフィナーレに流れる……オーソドックスな流れだけど、上手いく収まってるなと思った。
というか、よく思いつくもんですねえ、「卒業式だね」なんてフレーズ。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
エントリ1  カナリア 橘内 潤
少女漫画の『プランツドール』に似ている。もっと似ている設定の少女漫画があったけれど名前を忘れてしまった。その漫画から設定をとったとは思わない。けれど、古き良き少女漫画のような、儚くて寂しい雰囲気がある。読みやすい。

エントリ2  にせ宝石屋  るるるぶ☆どっぐちゃん
 悪い夢。それと小説の中の現実(これも不思議な世界観がある)とがごっちゃになって、ストーリーが分かりづらい。にせ宝石屋が、毒と思いながら宝石を飲み込む夢は本当に夢か。
 哲学的。色彩感覚が美しい。どこかドライ。そんな作品。

エントリ3  カテゴライズ・ブルー  伊勢 湊
 ある日突然、妻がいなくなる。そして妻のことを知らなかったと気づく。結婚した男性って、こういうシチュエーション、考える人多いような気がする。
って。読み進めてて思ったけれど、村上春樹の『ねじまき鳥』を連想させる話だけど。ってそっくりなのだけれど。あの春樹の独特な文体のせいでわかりづらい内容を、平らに直しているような…(まあ妻の日記は出てこなかったと思うけれど)。
村上春樹真似するのはビミョーなことだよ。真似していなかったらごめんなさい。

エントリ4  誘惑  吉備国王
 読みづらい。しっかりと読めず、飛ばし飛ばしになってしまった。きっと、全体的に説明的過ぎるのかも。
そして内容が…。週刊誌読んでいるおじさんじゃないよね? 働く女性の何割に浮気願望、とか書いちゃって。(まあ、実際に、職場にいたほうがイミテーションフードを並べられているように欲望は刺激されそうだけど)
 さらに、エゴがどうとか。そんな自分に甘いと言う人間の矛盾を気にしているなんて、中学生のガキじゃあるまいし。さらに本文と関係ないように思うよ。
作者さん、最近、誘惑されているんですか? もしそうならがんばってください。出来ればその状況を楽しんでください。

エントリ5  エアーキャップ職人  ごんぱち
なんか、詳しくありませんか? ビニル工場の描写、これってホント? それとも全くのデタラメ? また取材っていうものの雰囲気も本当っぽい。私は取材などしたことも、もちらんされたこともないからよく分からないけどね。
さて、気になった点は、高田さんの動きについて。工場には必ず存在する、職人芸であることは間違いないけれど。細かく描写してあるけれど、情景が頭の中に浮かびません。
エラーキャップがとってもすばらしいものに思えつつ。。

エントリ6  悪道  榎生 東
巷を騒がせたツ○ミさん、もとい西○グループの話を連想しつつ、読んだ。いや正確に言えば読もうと思った。でもダメなのよ、社会派小説が私には。。

エントリ7  母ちゃんの握り飯  中川きよみ
 力強いお母さんだ。私も将来はこうなろう(なろう、と言うか、ガサツな私は図らずもこうなりそうで怖い)。
 貧しい話。父母が子どもであった頃なら、きっとよくある話なのだろう。現在だってごろごろしているはずだ。どんなに社会全体が豊かでも、不幸な人は不幸になるように、貧しい人は生まれる。けど。バブル直前に生まれ、人格が出来る小学校低学年までそれが膨らみ続けていた、という時代の私。どうも、こういう話が作り物っぽく思えてしまう。
 どうにも関係ないけれど、映画の「誰も知らない」は実話なのよね。。

エントリ8  スカスカ  村松 木耳
とっても読みやすい。大仏君な人って現実に居そう。なんか好きだな、これ。

エントリ9  夢じゃない話  小笠原寿夫
 読みづらくはない。けれど。話の焦点がない感じ。結局なにが言いたいのやら。

エントリ10  最も恐ろしい一夜の話  のぼりん
 これ実話? 友達が? それともあなたが? 展開は読めていたけれど、確かにこれは、お化けより怖いね。

エントリ11  Nightynight,Bedtime  めだか
 王子様のスーツのブランドを聞く子供、いやア、素敵だね。お話しの内容も素敵だね。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

最も恐ろしい一夜の話
のぼりんさん

感想:
淡々と進む話の展開の中で、最後に大きな落ちを食わせるこちらの作品を読んで流石と思いました。他にも面白い作品はあったのですが、今回はこちらの作品に一票。
投票者: このバトルへの参加作者

■該当作なし

感想:
どう考えたらいいか……。わかりませんでした。すみません。
投票者: このバトルへの参加作者