第63回3000字バトル結果


残念、無効試合……

得票数が、最多得票者数以下のため、規定により当バトルを無効試合とします。



推薦作品と感想
○推薦作:[3]二枚舌 深詰(霜月)
 発想がアホらしくて面白い。
 オチは悪くないけれど説明が多すぎるので、もう少しスパリとやった方が決まる気がします。
▽投票者:このバトルへの参加作者


○推薦作:[3]二枚舌 深詰(霜月)
 五月蠅いことを云うようだが、今回、一番まともだった作品をチョイスした。あとはなんかこうなぁ、やっつけ仕事感がぬぐえなくて。作者にとっても全体的に思い入れの薄い作品が残ってしまったのではないかしらん。「この作品は、どうしてもこうでなくてはならぬ」という意志が見えてこない。
 本作も、やろうと思えば3行で済むんだもの。

「仕事で英語を喋れなきゃいけなくて、流行の二枚舌手術をしたんです」
「へえ、で、どうなりました」
「英語はさっぱりですが、妻とはうまくやってます」

 これで、いいんだもの。(M)

 でも、筋として完成しているので、投票。
▽投票者:その他のQBOOKS参加作者



○推薦作:[2]兄弟の手 のぼりん
「千里花」は面白いと思うんだけど、やっぱバランス的に厳しいところが……。粗筋の骨がちらちら見え隠れしてて、もうちょっとお肉が欲しい、みたいな。これ、連載形式とかだったらすごい面白いんじゃないかと思う。
そういう点、三千字という尺にがっちり嵌っているかも考えると、今回は「兄弟の手」かな。一度目でオチに「ああ!」と唸って、二度目に読みなおして「こういうことかぁ」と感心してしまった。面白かった!
▽投票者:このバトルへの参加作者


○推薦作:[2]兄弟の手 のぼりん

最初はオチが「?」だったのですが、橘内さんの全感想を読んで「なるほど!」と。無駄のない、ショートショートのお手本のような文章&内容だと思います。

次点は深詰(霜月)さんの「二枚舌」

ちょっと今回は地の文章が読みづらかったのと、タイトルを見てオチの見当がついてしまったのが残念でした。
(個人的には「海山商事の磯野本部長」ってとこが好きです…波平さ〜ん)

▽投票者:このバトルへの参加作者



○推薦作:[5]千里花 青野岬
 日常にある何気ないワンシーンと、語り過ぎない過去の回想、しっとりした感情の交錯がとても心に響きました。簡単に書けそうで案外難しいテーマだと思います。文章の完成度はさすがと言う他ありません。
▽投票者:その他のQBOOKS参加作者


○推薦作:[5]千里花 青野岬
一言ずつですみません。

双さんは、まだ批判は受け付けません状態なんでしょうか?
感想を見て小躍りするなら掲示板でもなんでもいいので、それを見せて欲しいな
なんて思ったりします。

のぼりんさん。
この、行き場のない、居心地の悪い、そんな締めが非常に印象的でした。

ごんぱちさん、の作品だからこその勝手な要望なのかもしれませんが、
討ち入りへの加勢を断った理由である鍋の美味さの表現が、少し物足りないと
感じてしまいます。

青野さんの作品を読んで、最も強く思いました、
「ああ、方言っていいな」
って。思ったというより、うらやましい。ほとんど嫉妬です。
東京に生まれ育ったからといって、江戸弁、東京訛りを耳にすることは
ほとんどありませんし、仮にこの物語をべらんめぇで書いてしまったら、
こういう情緒は出せないように思います。
この物語は、やっぱり方言なしには成立しにくい。そういう武器を上手に
使った作品でした。

橘内さん。
ストーリーそのものは壮大なはずなのに、どうも世界が狭いと思ったら、
これはレッドとブルーのやりとりだったんですね。
タイトルの「シャリオン」はどこに出てくるんだろ? と考えながら
読んでいたせいかもしれませんが、後半でオチが読めちゃったのがちょっと
残念です。

(深)
▽投票者:このバトルへの参加作者





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