第6回チャンピオンofチャンピオンバトル小説部門結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、
アナトー・シキソさん作『Never Mind The Bollocks』
榎生 東さん作『うなぎや』
の2作品となりました。おめでとうございます。
エントリ作品作者得票
05Never Mind The Bollocksアナトー・シキソ3
06うなぎや榎生 東3
01佐田先生の奥さん中川きよみ2
02地底人鳥野 新2


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

■Never Mind The Bollocks  アナトー・シキソさん
 
感想: 安定感、というか安心して読めるカラーが出来上がっている。
 1000字という枠に押し込められたという感じがまったく無く、ふうわりふうわり作品の中を自由に漂える。
 書けるようで絶対に書けないこの世界。
 すばらしい…。

票者:このバトルへの参加作者


感想:非常に読みやすく、どんどん話の中に引き込まれて行きました。鳥肌をたてながら一気に読み上げてしまいました。非常によかったです。勉強になりました。
票者:その他のQBOOKS参加作者

感想: レトリックは軽快に翻り虚を実にすり替える魔術は誰にも出来る事ではない。
「今この時にはきっと同じものを見ている。」と、形而下の「本当の僕」と「本当の君」と思いきや「この場所は、もう、雪の降る場所。」と、魔術は見事に遂行され「白いスクリーンは、この場所そのものなんだ。ここは、僕が、そして多分、僕らが最後に来る場所。」と、鮮やかに理性的思惟による存在へと話を転身させる。見事である。作者の本気を感じる.

 しかし、言語表現が安っぽいのは意図的なものだろうか?

票者:このバトルへの参加作者


■うなぎや  榎生 東さん
 
感想: QBOOKS名人戦、ったって昨今の事情をかんがみるにあたり、文芸投稿サイトQBOOKSにだって成長が見えないとしょうがねえなぁ、と思うわけで、たしかにチャンピオンに残るからにはそこそこ書ける、そこそこ書けるがゆえに段々と成長しなくなってくる。こればっかりはどんなものにもある宿命みたいなもので、いわゆるQベテランだってなんかしらの変化がないと面白くないわけで。
 CoCってんだからQの将来を勝手に案じつつ、投票なのですが。
 アナトーさんはベテランといえども主題として普段関わらない部類のものを出してきたように思う。全感想にも書いたとおり、心境の変化というよりもちょっと脳の使う部分を変えてきたのかなぁ、という按配。でも、投票は上記のことを踏まえたうえで榎生さんにしたい。この方、年齢不詳の作風ながら、確実に文章の腕を上げて、QBOOKS文芸に新たな可能性を提示せしめたように思うのだ。筋勝負ではない「人を書く」ことで、いわゆる文芸の専門職としてのセンスやレベルを感じずにはいられないのである。
 アナトさんも久々に凄いのがきたけど、CoCだもの。今現在のQBOOKSは「うなぎや」に代表させたい。(MAO)
票者:その他のQBOOKS参加作者

感想:会話文が連続するからか、夫人が登場する真ん中の段落で誰の言葉かどういう意味か少し迷って読み直したけれど、特に最後のうなぎやの主人の言葉が雰囲気を良く出していて、読後に印象が残った。
票者:このバトルへの参加作者


感想:断然これでしょう。断然これです。
ジーンとくるね。

ところで、榎生 東さん、名前が読めねえ。
えのうとう? えのきひがし? 
読めねえ。


(アナトー)
票者:このバトルへの参加作者


■佐田先生の奥さん  中川きよみさん
 
感想:今回はこれ。日常に微妙肌触りの狂気が入り混じっていてよかった。
票者:その他のQBOOKS参加作者

感想:未来の時間を使うという発想が面白かった。
佐田先生を狂言回しに使うことで、作品にテンポと深みが出たと思う。
反面、二人の奥さんを発見する場面にスピードとキレが欠けてしまったのは、少し残念だった。
票者:このバトルへの参加作者


■地底人  鳥野 新さん
 
感想: 普通にオチのつく話が落ち着く、とでも言いましょうか。
 作者自身注を付ける必要性を感じてしまったように、容疑者の台詞があんまり自然すぎて、スパリと落ち切らないのが惜しいところです。
票者:このバトルへの参加作者


感想:なんだかんだと、解説を読んで「ああっ」と納得。
もっとSFな落ちかと思っていただけに、すっかり脱力できました。
票者:その他のQBOOKS参加作者