第7回チャンピオンofチャンピオンバトル 詩人部門結果

おめでとうございます!

詩人部門のチャンピオンofチャンピオン作品は、
ヨケマキルさん作『ウワサの深層』、
佐藤yuupopicさん作『書ける程のモノなんてない』の2作品です。
おめでとうございます。

みなさま、多くの感想票をお送りいただき、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

エントリ作品作者得票
01ウワサの深層ヨケマキル6
04書ける程のモノなんてない佐藤yuupopic6
02あだ顔椿月3
03アイスクリーム大覚アキラ3
99該当なし該当なし1



推薦作品と感想

■ウワサの深層  ヨケマキルさん
 
感想:タイトルといい内容といい、危険な詩。
だけどおしつけじゃない。自由に詩の解釈を妄想できるのがよかった。
票者:このバトルへの参加作者


感想:良いと思う!
票者:純粋読者


感想:私が独断と偏見で思う、詩という形態のひとつの形が完璧な姿でありました。
(ぼん)
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:大覚さんの作品は、言葉の選び方や、1つの光景を描いているという点で好みだが、伝わってこないフレーズがあったので、ヨケマキルさんに投票。
ヨケマキルさんの作品は、それほど新鮮な内容じゃないと思うけど、衝撃的だった。「ヅラ」「ギソ」「ブラック」という構成と、間合いが絶妙。カチッとしているように見えて、想像の余地があるのも良い。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想: こんなところで聞けるとは思えなかった言葉を聞いた。って、衝撃が大きな理由だけれど、やっぱり、一番印象に残ったので、一票。
 ヨケマキルさんの作品はあまり沢山読んだわけではないのですが、めずらしく、私にも分かる衝撃でした。

「書ける程のモノなんてない」は、トリップする気持ちよさ。
「あだ顔」は、確かさ、か、何か。よくわからないけど、よかった。ただ、教科書の匂いがして、合わないんです。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:今回詩人CoCは自らを含め四名とも
根底に同テーマを持った作品のように思え興味深かった。
まるでテーマ付きバトルのようで不思議な程。
『原罪(そのもの、または”そのもの”と他者から見なされることで、
本人もそう思いこまされてしまうが、実際は決して罪ではないのに
背負わされた似而非的原罪)』的なモノ。

ヨケマキルさん「ウワサの深層」
軽妙なタッチでありながら、四作中で際だって最も強かった。
描かれたモノは全て”そのもの”じゃない方(と思う)。
真相は深層に埋もれている。と、同時に、物事の本当、は、
人と局面の数だけある(と思う)。強い。強い。

椿月 さん「あだ顔」
”私たちは奪いたくなるのです”からだんだん濃度上がり、
ラスト二行で感情が淡々となのに切々と降りしきるのが響く。
ヨケさんの「ウワサの深層」と手法は異なるが根底に通じるモノを感じる。
椿月 さんの詩はいつも言葉に対してとても誠実で、
それは本当にとても素敵なことだと思う。

大覚アキラさん「アイスクリーム」
タイトルの甘くふんわりな語感が、子犬の”無垢”と結びついて、
記号的アイコン的に描かれた”野蛮人”との対極化を際だたせて、
目の前に、ポン、と置かれ、わたしは、困惑しながらただ見つめる他ない。
”野蛮人”は温もりであり愛であり存在理由を与える唯一のモノである。
子犬にとっては。
子犬以外には、という観点から本作に触れるわたしの血や骨を静かに凍らせ震わせる。

「書ける程のモノなんてない」は自作にて割愛。

一等強いモノには背中を一等強く押される。ので、
ヨケマキルさんの「ウワサの深層」に一票投じさせてクダサイ。
(佐藤yuupopic)

票者:このバトルへの参加作者


■書ける程のモノなんてない  佐藤yuupopicさん
 
感想:読んでみて、一番寄り添える気がしたのが、この詩だった。
だけど、佐藤yuupopic作品にしてはパワー不足の感が否めない。
読み手の脳に浸透してくるようなイマジネーションの力は感じられなかった。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想: 書ける程というよりは、書くタイプの事ではない。
 そういうものは、色々ありそうで。

 ヨケさんのも分かり易く悪くはなかったのだけれど、この手のテーマは小説として物語に織り込んだ方が破壊力が出易い、詩であれば神の視点ではなく「私」が話者のいずれかであった方が良かった気がするのです。
票者:このバトルへの参加作者


感想:詩に対するネガティブな客観性に言及する様子に惹かれました。もしかしたら、作者の方の意図されるものとは違うかもしれませんが、僕はそういうのってすごく大事だと思います。主観に引き摺られやすいからこそ。ああ…、分かったようなこと書いて、すいません。良かったです。荵
票者:このバトルへの参加作者


感想:これかなあ。うーん選びにくい。さすがチャンピオン。みんなすごいなあ。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:01「ウワサの深層」ヨケマキル 227
なかなか正直で、腹の座った詩だなあ。
部落はタブーだもんな。なかなか、言えないよ。
詩だから言えることって多いよなあ。

02「あだ顔」椿月 248
あだ顔って、造語なのか? もともとあるのか?
なんだか分からないけど、あだ顔って、なんか、恐い響きだ。

03「アイスクリーム」大覚アキラ  109
ダークでメルヘンチックっていいよねえ。
やさしさってなんだ? 穏やかさってなんだ? 
安楽さとはなんなのだ、と。

04「書ける程のモノなんてない」佐藤yuupopic 1409
持続できてる。ゆっくりめに始まって、一番速くなって、静かに止まる。
1000文字を大幅に超えて、なお、持続できてるんだから、すごいよ。

詩に関して言えば、4作品のどれも、言葉にブレがなくて、読んでていい気分だった。千字小説は、結構、イラっとすることあるけど、さすがに詩人バトルは、そういうの全然ない。すばらしい! 言葉の純度が高いよ。どれもよかったんだけど、言葉のパワーで攻めたてられてる気持ち良さで、04「書ける程のモノなんてない」を選ぶ。他の3作品は「クリーンパンチ」パンパーンって感じだったけど、選んだ作品は「オラオラ・ラッシュ」な感じで効いた。それで。

(アナトー)
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想: エントリ04、佐藤yuupopicさんの『書ける程のモノなんてない』へ投票します。
 佐藤yuupopicさんの詩は、渦のようだ。
 最初はせせらぎの様なのに、一度入り込むと足を取られ、巻き込まれ、もがくのも馬鹿らしいほどに溺れる。
 私にはこんな言葉群、逆さに降っても出てきません。
 感動でした。(by千早丸)
票者:その他のQBOOKS参加作者


■あだ顔  椿月さん
 
感想:今回実力伯仲でとっても難しいです。
なんだか安心して読めるんだけど実は不気味なこの詩に。
思いっきり明るい曲をつけたらなんだかマザーグース。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:さすがCoC、名作ぞろいだ。

01 ウワサの深層 ヨケマキルさん
 噂の構造的な恐怖を構造的に分析しているようで、童謡の様で、そのギャップ自体が噂の怖さを抉っていて、でも題名は駄洒落ていて、とてもステキでした。

02 あだ顔 椿月
 「空を見上げるのをやめました」というフレーズが今の自分に、イチバン迫って来ました。今回は、この作品に投票します。

03 アイスクリーム 大覚アキラさん
 子犬とアイスクリームが一番恐ろしい気がしました。短いフレーズに嵌まり込んでイキます。

04 書ける程のモノなんてない 佐藤yuupopicさん
 この切実なリアリティー! ずっと感じていたくなります。そして、痛くなります。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:大覚さんのと最後まで迷った。いや、佐藤さんのもよかったが最終的には二つで迷った。決め手は、この作品に対するこだわりがより伝わったので。どこがどうというのはうまく書けないし書きたくない。いや、でも今回はこのメンバーでバトルが出来たことをうれしく思う。個人的に。
票者:このバトルへの参加作者


■アイスクリーム  大覚アキラさん
 
感想: マキルさんと大覚さんで迷った。
 舞台装置があって、「野蛮人」がいて(ここで、野蛮人とは何かで解釈がわれそうだが)、膝の上の子犬、アイス。ちょいとあれよね。大きなカメの上に象が搭っていて大地を支えている、見たいな。
 一方は、結局差別自体が日常における瑣細な部分に潜んでいる、という「王様はロバの耳」の世界。
 なんかこう、あれなんだ。「王様の耳はロバの耳ー!」の子供は王政というシステムの前提に無邪気にアンチなのだが、亀の上に象の方が想像力としてはスケールがでかい気がするんだ。
 あとからじわじわと効いてきたので、アイスクリームの勝ち。(M)
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:どれも良かったので迷いましたが…。
いろんな物語を想像できる、この詩に一票。
…僕の一票なんか、要りませんか。
そうですか。
野蛮人、イイですね!
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:この作品以外は、なにかが薄い。それは読者に訴える力だったり、単に表現力であったり。
全然接点のない部分を書くからこそ詩はおもしろい。
それを教えてくれたこの詩に1票。
票者:純粋読者

■該当なし  
 
感想:「ウワサの深層」
 真相でなく深層である何かがあるんだろうが分からなかった。そんなもの無くて、上っ面なんだよという事なのだろうか。
「あだ顔」
 血脈の忌まわしさのようなものを言っているのだろうか。顔が降る、見上げるのをやめるのがかなしい、涙が恵の水、何を比喩しているのか分からなかった。
「アイスクリーム」
 何の比喩か分からないが何となく破滅的な感じを受ける。共感できない。
「書ける程のモノなんてない」
 不要な部分が主題をぼかしている気がする。もっと削ぎ落とせると思う。
 
 正直なところ、4作品とも、何を比喩しているのか、主題として一番作者が訴えたかったものは何か理解できなかった。分からないから心に響かない。未熟な読者としては他に言いようが無い。
 通常バトルでなくCoCなので、残念ながら該当なしとする。
票者:その他のQBOOKS参加作者