第9回チャンピオンofチャンピオンバトル詩人部門結果


おめでとうございます!

チャンピオン作品は、ヨケマキルさん『プラネテスの詩』です。
みごと防衛を果たして3連続のCoC優勝です。


エントリ作品作者得票
02プラネテスの詩ヨケマキル8
01来内(ライナイ)くんの音佐藤yuupopic5


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

推薦作品と感想

■プラネテスの詩  ヨケマキルさん

感想:
「来内(ライナイ)くんの音」
 以前長いこと一緒に過ごしていた来内くんの胸の音から、色々と詩想を広げていくつくり。佐藤作品おなじみのパターンではある。
 詩作という点で考えたときに、色々登場するモティーフを掻き抱いては棄て、手にとって投げ、という詩人のよく言えば奔放な、悪く云えば身勝手な感じが読者にとってどううつるか、というとこなんぢゃないかね。アタクシとしてはもっとなんか、作者自身も自分語りがしたくてたまらないのに「来内くん」を引き合いに出すことで自分をいい人に見せようとしているフシがあるんじゃないかな、と思ってしまうのだ。
 結論から言えば、「この偽善者め!」ということなんですが。
 そういうのが好きな人は、きっととっても好きなんだろうねえ。

「プラネテスの詩」
 じつに重くなった。最近のマキル作品「酒と吐瀉物の日々」「驟雨」この辺、前の「キリサキジャック」や「AA商店街戦闘記」で構築した世界観をある程度放出した上で出てきたものなんだろう。上のほうの比重の軽いものがどんどん外に出て行って、下のほうの比重の重いものがようやく出てきた、という感じである。
 完成度としてはあきらかに前までの方が上です。いままでの調子で語彙のセレクトをしていくと、きっとこれからはつまづくのだと思われます。でも、これからどんどんシャープな表現になっていくにつれて、深みが出てくるのだろうなぁ、という点では、ヨケマキルはどんどん進化しているのだなぁ、と読んだ。

「水族館」
 Qの隠居もなにもあすこまで叩くことは無いと思うけれども、大覚さんはまぁ、理由はわからないけれども「観察者」になってしまっている。もちろんそれでいい部分も悪い部分もある。タイマンの「下水」なんか観察ゆえの発想としては素晴らしいと思うけれども、でも、小学生も同じような詩の作品を作るように思うのです。「下水=血管」は思いつく。小学生の観察眼も発想も我々が舌を巻くものが多いですが、でも、それを大覚アキラに求めるかというと、それは違うのです。少なくとも読者Mはそうです。
「なんか気持ち悪い」というきみの言葉を面白がって拾った詩人・大覚アキラが今現在の姿だとすると、今の大覚さんはそんなものかな、とおもいます。誰だって拾うと思うし。「なんか気持ち悪い」という語彙をですね。
 で、観察者になっている自覚があるのかしらん、というのが最終連。<そろそろ全部/終わりにしないか>で、なんとか自発的に動こうとするんだけれども、やっぱりとってつけてる。作者自身、傍観者じゃやばい、という意識はあるんだと思うのですが。でも、どうにもなっていないわけで。

 投票なぁ。やっぱり進化し続けるマーキーに投票でしょうなぁ。(M)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
さすがCoC、どれも良いよ。
だけどこれはインパクト強いなあ。ヨケさんにノックアウトされた。
感じて、味わって、もう一度読む。買いたくなる詩だ。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
これは、
ヨケマキル作品の中で
三本の指に入る傑作だと思う。
(大覚)
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「唇を縫い付けられて」死ぬのはとても痛そうですよ「おかあさ〜ん」(泣)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
 最初の二行の破壊力が大きかったので。
 後半ちょっとぼやけた感じはあるのですが。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■プラネテスの詩  ヨケマキル

感想:
魂というか人の思念のようなものが空に飛び交っているような、世界が狂っているような感じがすごくよかった。
大覚さんの詩も似たような雰囲気を覚えましたが、プラネテスの詩のほうがより深い業や痛いものを感じて好きでした。
佐藤さんの作品も好きでした。
ただ、詩的にした短い小説のような気がして。読んで何かを感じる要素が見つからず残念でした。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■プラネテスの詩  ヨケマキルさん

感想:
「おめでとう」そして、「死ね」最後には「泣け」
有無を言わさない力が私に襲ってきて、それがすごくよかったです。
(ぼん)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
> 光を見たか
>
> 目などあっても無くても同じだ
>
> 見えるものは見える
の連と
> 君は若きジャズシンガーだ
> ビリーホリデイの娘だ
> ある日その唇を
> 自分で縫い付けた
> 3万年後に糸が解けて歌い出す
>
> おめでとう
の連が最高に好みです。
投票者: このバトルへの参加作者

■来内(ライナイ)くんの音  佐藤yuupopicさん

感想:
今回、諸事情によって締切までに作品を出せなかったのが悔やまれる。もし自分も作品を出していたら優勝できていただろうかと考えた時、大覚氏・ヨケ氏の作品にはもしかしたら拮抗できたかも知れないが、佐藤氏の作品には確実に敵わないだろうと感じたので、今回は佐藤氏の作品に投票することにした。何より描写が上手く、男性である他の二氏には到底辿り着けない視点というものがある。失われてしまったものに対するノスタルジーが表れているが、それと同時に年を重ねた(と言うと失礼だが)女性が持ち得る優しさ・温かみあるいは倦怠とも言うべきだろうか、「終わったこと」を嘆くわけでもなく、もちろん彼の幸福を心から喜んでいるというわけでもなく、二人が過ごした時間を遠くの景色を眺めるかのようなニュートラルな感情で捉え、丹念に描写していく。リアルな逸話なのかどうかは計り知れないが、そこから静かに作者の気持ちが伝わってくるよう。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
ただ
来内くんが
胸の奥の銀河系ごと
ヒューヒューガーガー
ゼイゼイゴーウゴーウ
ごと
愛しくて
傍にいたかった

が、とても好き。

正直この三作品から誰かを選ぶというのはきつかったす。どれも凄い。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
佐藤さんの集大成のような、作品全体に漂うこの作品に対する佐藤さんの熱いものが伝わってきました。
「水族館」もとてもよかったのですが。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
らいないくん、っていう音の響きだけで惚れてしまいました。
すごく気持ち良い響きがします。
ので、一票。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
うん。よかった。いつでもコンスタントに平均点以上の
詩を読ませてくれる。ありがとう。
投票者: その他のQBOOKS参加作者