第11回チャンピオンofチャンピオンバトル詩人部門結果


おめでとうございます!
詩人部門のチャンピオン作品は、
 Tsu-Yoさん『帰郷』
 大覚アキラさん『希望』
の2作品と決まりました。おめでとうございます。

エントリ作品作者得票
01帰郷Tsu-Yo3
04希望大覚アキラ3
0213と1/2の女たち(リプライズ)トノモトショウ2
03いつかどこかで聞いた二つの話ヨケマキル1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

推薦作品と感想

■帰郷  Tsu-Yoさん

感想:
ありえない光景であるにもかかわらず、
見たものをスケッチしたかのような描写。
Tsu-Yoさんが得意とする描き方だが、
これはこれで気持ちよい。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
CoCだからこその作者・作品が並んでいるとも言えるが、逆にCoCなのにこの程度かという感じもする(自作も含めて)。

●Tsu-Yoさん「帰郷」/彼の基本的なスタイルは、ある一つのパターンやフレーズを何度か用いて全体の詩のバランスを整える、というようなところだと思う。「ジャック・ダニエル」もそうだし、「HENRY」もそうだ(もちろんそうでないのも多いだろうが、私が印象に残っている彼の作品では「パターン化」が多い)。私が今回出した作品も「パターン化」されたものだが、そのパターンに飲み込まれてしまうと危険なのだ。「帰郷」では「足を拾う」というフレーズが何度か出てくるが、結局そのフレーズ以外が印象に残らない。確かに「足を拾う」という言い回しは不思議な感覚があって、この詩の肝であることはわかる。しかし、それを多用することによって全体的なイメージが希薄にもなっているように思う。ここで言う「足」が何のメタファーなのか、結局「海」はあるのかないのか、そもそも「海」とは一体何なのか、読み込みが足りないのでちょっとわからないのだが、主人公のノスタルジーだけはしっかり伝わってくるのが面白い所。「帰郷」というタイトルがあるので当然ではあるのだが、違うタイトルでも似たような印象は持つだろう。そこがやはり彼の「上手い」部分なのだ。

●ヨケマキルさん「いつかどこかで聞いた二つの話」/私はヨケマキルという詩人に「絶対的な狂気」を求めているので、この詩のような作品にはなかなか入り込めない。ただ、タイトルを見た瞬間、ちょっと妙な印象を受けた。「連鎖式個人ゲバルト」という作品で、ヨケマキルは子供の頃にやった伝言ゲームが不得意で、その理由を「聞いた事をそのまま伝える事が出来なかった」からだと述べている。「少しは聞いた事をうまく伝えられる様になりました」とも書いているが、果たして本当にそうなのだろうか。この「いつかどこかで聞いた」という二つのエピソードは、「聞いた」ことそのままを描いているのだろうか。

●大覚アキラさん「希望」/割と頻繁に大覚さんは「詩人に向けた詩」を書くように思う。いわゆる「ポエム」と呼ばれる詩想の欠片もない詩や詩人達に対して、居心地の悪さのようなものをいつも感じているのだと思う。彼の思想には共感すべき点も多く、こういった詩を提示されると改めて自己を見直すことが出来るし、彼自身の「詩人たる姿」が見られるので良い。「水を/探しに行こうぜ」という誘いに乗ろうという気持ちになる。ただ、決定的な作品ではない。それは「希望」という言葉のせいだ。私が単にひねくれているだけなのかも知れないが、詩の中では「希望に似た気持ち」という風にやんわりと表現しているのに、タイトルはズバリ「希望」だ。この微妙な誤差が気に掛かって仕方ない。本人すら気付いていないところで「希望」の本質が見失われてしまっている、そんな印象を持った。そもそも「希望」という概念が私には曖昧で、彼が提示する「希望」はどこか遠くで鳴るサイレンのような、身に迫る感じがなかった。

というわけで、ざっと3人の作品を自分なりに評してみたが、それぞれチャンピオンになるだけの「上手さ」はある。だが、私が普段彼らの作品を読む際に感じるエネルギーみたいなものが、どれからも感じられなかったのが非常に残念だ(もちろんそれは他者から見た自分の作品にも言えるのかも知れないが)。該当作なしにしてしまおうかとも思ったが、さすがにそれだと「お祭り」的な雰囲気を台無しにしてしまうので、自分の作品との比較で、Tsu-Yoさんの「帰郷」に一票投じます。(トノモトショウ)
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
一行目のインパクトで決めました。
胸がすうっとしましたんで。

投票者: その他のQBOOKS参加作者

■希望  大覚アキラさん

感想:
最近の大覚さんの詩を見ていると、
長いトンネルから抜けたように感じる。
なんてことを言うのは、
とても偉そうで気が引けるのですが。
書き続けることの先に、
薄らと「希望」が見えました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
 世相の反映でしょうか、最近は鋭かったり、痛かったりする詩が増えていますね。それも刺激があっていいのですが、この「希望」を読むと心が明るく踊るような気がしてほっとしました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
 モノ書いてりゃ、これに入れるしかないでしょーが。
 相変わらず狡猾だ。
 ちなみに狡猾の猾の字は、シルクハットにステッキの紳士に見えないか。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■13と1/2の女たち(リプライズ)  トノモトショウさん

感想:
私は何番目かな、と思いました
いい男を愛したなと思いました
投票者: 純粋読者

感想:
いや、悩みました。それぞれがそれぞれその人らしい(いい意味で)事をやっていて(書いていて)久々にこれは勝負がつかないなと思ってしまいましたがそれを言ってはおしまいなので今回はトノモトさんに。
投票者: このバトルへの参加作者

■いつかどこかで聞いた二つの話  ヨケマキルさん

感想:
なんだろう、この不思議な感覚。
思わず何度も読み返してしまった。
安直ではなく、難しくはなく、なんだろうー。
言い表せない不気味さがあった。
いちばん気になるので、一票投じます。

投票者: その他のQBOOKS参加作者