ひとつの比喩もない なにも隠されてはいない 夜明けの街の風景を まだ群青が滴る道の上を だが、人は読み解こうとする 昨夜だれかの見た夢が 白線のうえで細分化されていく 三丁目の曲がり角で 新聞配達員が道を間違える
くたくたになって帰って来ると タクシーが用意されていて 止む無く私の手の内は 多久市内の中心 街をストリートして居た