
おめでとうございます!
今回のチャンピオンは「猫のいる部屋」大覚アキラさんに決定です。
エントリ |
作品 |
作者 |
得票 |
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2 |
猫のいる部屋 |
大覚アキラ |
4 |
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1 |
春韻 |
凛々椿 |
2 |
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4 |
しずく |
待子あかね |
1 |
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感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」…… 掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。
推薦作品と感想
■猫のいる部屋 大覚アキラさん
感想:まるでショートフィルムを見ているような気分で、アンニュイさがよく示されていて、うまいなぁ、と。
さすが、初代ハイローラーだなって思いました。
投票者:このバトルへの参加作者
感想:ひらがなだけの連と漢字平仮名交じりの連が相互に繰り返される。心情や感情は「平仮名」。描写が伴えば、「漢字」だろうか。夏目漱石「吾輩は猫である」が思い出されるがこの詩ではあまり重要な点では無いだろう。ただ猫の視点から詩作されているだけで、過去との繋がりは切れて居るかのように見えるのに形式だけ「なまえはまだない」と言われても滑稽なだけだが、この詩ではそう言った事まで含めて、うまく機能して居るかのように思えるのが不思議だ。逸品だと思います。違いますね、漢字平仮名交じりの連は、「子猫の名前を考え続けている」とかちょっと深刻な状況とかで、ひらがなだけの連でも、描写が有ります。子猫が死んでとか、明日出て行かなくてはとか、漢字が混じるとちょっと深刻そうな内容。
投票者:このバトルへの参加作者
感想:かなしい切ないものがたり
切なくやりきれないけれど、確かにある世界。
投票者:このバトルへの参加作者
感想: やっぱり大覚さんは頭一つ違うな。
「ビッグベン」もいいものだったが、言葉に対する精度が段違いだ。
「精度」というのは、この状況、この場合における、この言葉、という正確さだ。
状況を限定していったときに最終的に整合する言葉って、究極的には一つしかないと思っておるので、そういう観点からした時の「精度」つまりは腕の差だといえるが、いいなぁ、すげぇなぁ、と素直に思うのだった。
贔屓という意味では「春韻」だが、多用される改行の意味がわがんねかった。
投票者:その他のQBOOKS参加作者
■春韻 凛々椿さん
感想:読みにくい漢字が出てきて立ち止まったりもしたが、
投稿作の中では一番時間をかけて作りこんだ感じがするので一票。
「猫のいる部屋」
しょっぱなから使い古された感のある言葉、全くといっていいほど引き込まれなかった。
「ビッグベン」
1行目は三人称だが2行目は一人称、といった風に視点がゆらいでいるので気持ち悪い。「ビッグベン」→「君」と語句を変えればまだ二人称視点で読めた。
「しずく」
3連がまるまる要らないと思う。3連さえなければずっと「しずく」について書いたのだと読める。
投票者:その他のQBOOKS参加作者
感想:購う、という言葉が好きなんです。
投票者:このバトルへの参加作者
■しずく 待子あかねさん
感想:透明で、きらきらしたしずくが、七色にかわっていくようだ。
短い言葉の奥に、あたたかい大きなものが横たわっている。
読後に、余韻が残る素敵な作品だと思いました!ヒトミ
投票者:純粋読者
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