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第164回詩人バトル

エントリ作品作者文字数
1晩秋大覚アキラ230
2ムカデ駄々165
3ばけもの凛々椿503
0大声とプレイ石川順一




 


 ■バトル結果発表
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エントリ1  晩秋    大覚アキラ


秋の
終わりの
帰り道の
高速道路の
横の
川沿いの
長い道の
途中の
階段の
下の
缶コーヒーの
自動販売機の
明かりの
薄暗がりの
中の
瞬きの
あの
感じの
切なさの
思いの
立ち止まる時の
私の
スニーカーの
右足の
靴紐の
もつれの
もどかしさの
記憶の
中の
あなたの
耳たぶの
冷たさの
鼓動の
スピードの
両頬の
熱さの
触れたときの
とまどいの
瞳の
奥の
満月の
銀色の
反射の
満ち欠けの
見とれるほどの
はかなさの
通り過ぎる車の
ライトの
閃光の
刹那の
落ち葉の
スローモーションの
旋廻の
落下の
エンドレスの
再生の
永遠の
この
秋の
終わりの





エントリ2  ムカデ    駄々


この体に巣食い蝕む
怨念のような呪いのような
吐き出す力が足りなくて
だからこそ俺を選んだように
ニタニタしながら簡単に
俺の生き血を飲みこんだ
一つずつ溶けてく内臓に
心地よさなど感じるはずなく
ただ胸をかきむしり
さっさと出てけと目が叫ぶ
この薄い皮膚の内側を
滑るように這いまわる
光を知らない黒いムカデが
そっと耳の穴からつぶやいた
あい らぶ ゆう





エントリ3  ばけもの    凛々椿



まだら模様のその生物は
実はとんでもない起爆装置なんだ
体を直角に反り
顔をこちらに向け
目を合わせた人を爆発物に変えてしまう
その姿を思い出すだけでも小さな爆発を繰り返して
体にどんどん穴が開いていくんだ
ひどいときには死んでしまうし見知らぬ人をも巻き込んでしまう
とてもおそろしい生物だよ
まだら模様は絶滅危惧種で
奇妙な容姿は見世物にふさわしい
誰もがおもしろがって仮想世界上に画像を投稿したがるんだけど
ある日
大切な友だちがまだら模様を公開したんだ
きのう友だちがコレと目を合わせちゃったんだってさ
こわいね気をつけようね
って
(笑)
なんて書いちゃってて
僕は退屈な満員列車でいつものように仮想世界を覗き込んでた
ぷつ
ぷつん
まるで縫い糸が切れるように
ぷつん
ぷつ
鳴って

そして僕は大爆発を起こしたんだ気づいたら売女になってたよ
笑っちゃうよね!
そんでもって つぎはぎに塗ってもらった唇で
赤毛のロングヘアを噛み噛みしながら
ぶらーんぶらさげた両目でひとりずつやっつけてるんだー
逃げる首根っこをひっつかんで
もぬけの胴体でね
腕だけはしゃかしゃか動くもんだからみんなけっこう笑うんだよ
突然泣き出すけど
そのたびに思うよああなんていうか
平和だな ってね









(以下は〆切後に送っていただきましたが今月の掲載をご希望とのことで、投票対象外です)

エントリ0  大声とプレイ    石川順一


ドームでも
球場なら気にならない
プレイに対する
大声が
白球と共に
流れて来ます
階段に近付いた時に
流れて来ます
私は今
家に居るのです
午前中の
十一時前後の頃でした