![]() ■ poem41 もんてす・きう | ![]() | |
3つの風景 1 列車の中から不意に視線を飛ばすと 朝の冷涼な光が 川面に 硬質な衣擦れを起こしているのが観察された。 2 深い青の空と 切り取られたビルディングの壁と。 その光の境に 確かに存在する幾何学平面では ぼくたちよりほんの少しだけ早く時間が進んでいた。 3 夕方の日差しが輝く道路標識では 時間の切れ端が 貼りついたままになっていたけれど やがて消えてしまったのであった。 | ||
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