QBOOKS第11回中高生1000字小説バトル結果





 QBOOKS第11回中高1000字バトルチャンピオンは

『いいところ。』梅田 小径さん作

に決定しました。

 梅田 小径さん、おめでとうございます!


<得票>
・『いいところ。』梅田 小径さん作……4
・『人魚の涙』葛籠 令人さん作……2
・『枕木』深谷 章さん作……1
・『ジェノサイド日誌』神乃 澪さん作……1


<感想票>
○推薦作『人魚の涙』葛籠 令人さん作
 レベルの低い闘いだった。
 そのなかでも、敢闘賞として、人魚の涙を上げたい。
 着想はよいのだが、そこだけを評価しなければならないのは、やはり苦しい。
廻るという表現が、気持ち悪い。めぐるとか、他の表現を模索して欲しかった。


○推薦作『人魚の涙』葛籠 令人さん作
今回は感想隊出動しませんでしたね。
面倒だから、ここにくっつけます。(一番乗りのチャンスだったのに!)
面倒臭がり屋。

● Entry1 人魚の涙
設定がすごく好き。面白くて不思議で。
でも「現在進行」(っていえばいいのかな)の部分が少なくて物足りない。
「あらすじだけ読まされてる」って僕が以前(どこかで)いわれたけど、そんな感じかな。

● Entry2 枕木
何だかすごくたっぷり感のある作品だった。
電車を見送るというところに、嫌々ながらも現実の(日常の)波に流される悲しさ、といったことを感じた。
「ここは 冷たい鉄と温かい木で出来ている
 錆びた色と匂いに背中を押される    」
初めの2行はすごく素敵だと思う。鉄と木。錆びた。
3行目も素敵だけど、作品との関わりから見ると、あんまり光らない。
もっと「鳥達」のインパクトが欲しい。

● Entry3 ジェノサイド日誌
おお、恐っ!
他に感想はないですね。
題名でネタばらししてますから、描写を読めってことですかね。
すごく恐い。w パーツって。恐。

●Entry4 いいところ。
小径の作品はあれだね、ハズれてるね。
別にネジとかじゃなくて、「道」を外れてる。(いい意味のつもり。)
他の人にはない、美味しいところというべきか。
ただ、チャンピオンになるには(つまりたくさんの人に心から受け入れられるには)
何か足りない。何かが。何だかわからないけど。
それがわかれば苦労しないけどね、僕も。w

● Entry5 時の音〜Rhythm
本当は、「血」が「人間のドラマ」を目撃し衝撃を受ける。
とかいった、どこにもないような作品を書く、という方向でネタを考えていたんですが、いつの間にか方向性が変わっていた。
だから「〜Rhythm」と副題を付けました。
いつかリベンジします。


○推薦作『いいところ。』梅田 小径さん作
一般の者です。正直いってこれまで作品群にちらりと目を通すことはあっても投票したことはありませんでしたが、思うところあり、ちょっときちんと読み込んでみようかなと思い、せっかく深く読んだので感想を。

全体的に気体のようなイメージを受けました。言いたいことは大きいのだけれど薄くて捕らえ所がないといった感じです。

「人魚の涙」
美しい表現を用いて表現しようというのは分かりますが、まとまりがありません。悲しみの因果というものを表そうとしているのでしょうか?
物語を語っている視点が何なのか分かりません。

「枕木」
最初の一文が(難解ではありますガ)とてもきれいです。ただし下の文との繋がりが感じられません。もしかして別々に作ったものではありませんか?
結局どうしてふたりが列車を見送るのか分からない。そうしたいだけ、なんていうのはあまりにひとりよがりでは?

「ジェノサイド日誌」
主旨が分からない。そんなのいらないというのかもしれないが、あれだけ虐殺しておいて理由も感情も因果も語られていない。掟だから殺すと、そういう説明で作品中とはいえ虐殺が行われるのを若い世代の方々が書いていると思うと、なんだか暗い気分になってきました。

「いいところ。」
五作品の中では格段に面白い。そういう表現技法はどちらで覚えられたのでしょうか?良く出来ています。ただし文体の割に漢字が難しい、主人公の性格がなんか統一とれていない、そして主人公の人物(なのかも分からん)が分からない、などあります。台詞廻し秀逸。

「時の音〜Rhythm」
そういうことなんですよね。書いているテーマは壮大で、文章も上手。血液のリズム、血のリズムというアイデアも面白い。でも全然感情移入できない。つかみ所がない。でも今後に期待です。

無茶苦茶厳しいこと書いてしまいましたが、正直なところです。
気を悪くなされたらごめんなさい。期待しているのです。


○推薦作『いいところ。』梅田 小径さん作
敬体の文章の中の変わった雰囲気が面白かったです。


○推薦作『ジェノサイド日誌』神乃 澪さん作
今回はどの作品も同レベル程度で、結局「どの雰囲気が好きか」でしか選べない気がした。どれも全部ラストがあやふやで、尻切れトンボの感が否めない。もう少しはっきりと完結して欲しい気がした。
ジェノサイド日誌は殺伐としてバトルロワイヤル的。エンターテイメント的、というのか。
人魚の涙は幻想的。
枕木は純文学的。(?)
いいところ。は「蛙の尻にストローを…」で大爆笑。しかし全体的にはほのぼの系でしょう。
時の音〜Rhythmは人間外主人公に頼りすぎて何もない感じ。淡々と、ああ、血だったのね、って言うだけで終わっている気が。
全作品とも「〜的」「〜系」で終わらせないインパクトが欲しいと思った。


○推薦作『枕木』深谷 章さん作
すごく迷いましたが、「枕木」に投票します。
私は文章が整っているか否かで良し悪しを判断するのが苦手なので(好みで選んでいるので)独断的な投票です。
「時の音〜Rhythm」と迷いましたが、そちらは読みにくい感じもしました。
今回は、ちょっとパッとしたものがなかったようにも思えたのですが…。


○推薦作『いいところ。』梅田 小径さん作
「いいところ。」

ん〜 オチがよくわかりませんでした……。これがいわゆる<シュール>というもの?
でも、面白かったです!!
会話も多いし、超日本語(=むずかしい漢字)もないし、読みやすい!!
特に「ここはどこでしょう」から始まる最初の場面紹介のところが良かっです。
こう言われるとかなり惹かれます〜(^^)

他に良かったと思ったのが「人魚の涙」。
淡々とした語り形式と、人魚の涙っていうテーマがきれいで良かったです。
実際、湖の近くの夜のキャンプ場とかでお話のうまい人とかに語ってもらうと
すごい良いムードになるんじゃないかなあと思う作品でした。
ただ、少し盛り上がりに欠けるかなとも思いました。


今回は「これだーッ」ってパンチが効いてるのがなかった気がします。
もっと過激なのをください!!
(↑出してないのにやたら偉そう。すいません)


○推薦作『いいところ。』梅田 小径さん作
匿名の利点を生かして少々厳しい意見を。

やっぱりベスト3投票できません。そのお詫びで初めて学生に投票させていただきます。次回も投票します。宣言!

みんな推敲している? 無意味な段落、または全く段落が無かったり。内容以前に読みづらい。少々懲りすぎでカッコ付けすぎでは、というのもある。所詮、インディーズはひとりよがりなものかもしれませんが、なんらかの読者を引き付ける作法は、感性を磨くことよりもしっかりと勉強できるはず。今回、一通り読んで印象に残っていた、記憶に残っていた作品はありませんでした。が、該当作無しでは芸がありませんので、「いいところ」を推薦して終わります。



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