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第50回中高生1000字バトル結果

おめでとうございます、あなたが栄光のチャンピオンです!

『白線の下のオバケ』田中田郎さん


推薦作品と感想
○推薦作:[2]白線の下のオバケ 田中田郎
『銀色世界の中で』
視点を変えていく、ってのは技法としていいと思うし嫌いでもないんですが、
なんだかそれを使い切れて(使いこなせて?)いない感じがします。
『白線の下のオバケ』
常識(という名前の束縛)を断ち切る瞬間? と、ドミノ式連鎖? という感想を抱きました。
渡ってもいいとは思うけど、車の確認だけはしましょう(笑)。
(Entry3)
なにやら切ない。「さよなら。」はいいと思うけど、「さよなら。」。はちと見づらいかなあ。
『無言の肯定』
一文めで惹かれて、おお? と思って読み進めて、中盤で首を傾げ、後半でがくり。
肯定と否定がちょっとわかりにくかったかな。
『帰り道』
恋愛小説は好きです。本当に。でもなんかな、リアリティーがない、かな。
女の子は完成されてるのに男の子が想像の産物な雰囲気。
『私の日常〜宇宙人観察〜』
これはツッコミを入れていいのか悪いのかがわかりません。
正直に思ったことを書ききると泣かれそうです。

今回1000字ピッタリがないのがすごく残念です。
字数そろえるってのもゲームのうちだと思うんですが、どうですかね。
▼推薦者:その他のQBOOKS作者



○推薦作:[2]白線の下のオバケ 田中田郎
 作品としてそこそこ楽しめたのは「白線の下のオバケ」「無限の肯定」の二本。もっとなんかな、一人の作家として勝負をかける以上、自分にしか出来ないことを追求しようというハングリー精神に欠ける。小説じゃない恋愛だってさ、結局は自分にしか出来ない恋愛をしたから結婚だって出産だってできるんじゃないかね、どうなんだあんたら、規格通りの女なぞ何の魅力もないぞ。
 挑発的に感想票を書きながら、結局は田中田郎さんに一票。(M)
▼推薦者:その他のQBOOKS作者



○推薦作:[2]白線の下のオバケ 田中田郎
おもしろかったです
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作:Entry3
 とても洗練された文章で、私の好きな話でした。男女間に関係なく、「別れ」というものは心理を表現しにくい(というか私が苦手)なので、このように整理された心理描写はすごいと思います。
 また、文章の形体(言葉の繰り返し方など)も面白いと感じました。
▼推薦者:このバトルへの参加作者



○推薦作:Entry3
きっと、また、会える。
その言葉がいつかの私と重なりました。
「さよなら」を女性を送る言葉としたのが
印象的でした。
すごく響いた作品でした。
▼推薦者:その他のQBOOKS作者




○推薦作:[4]無限の肯定 香坂 理衣
とても同感出来る部分と出来ない部分があっていろいろと考えながら読めたので面白かったです。
▼推薦者:純粋読者



○推薦作:[4]無限の肯定 香坂 理衣
「自分は何者でもない」と気づくまで、私も時間がかかりました。大切なのは、それからどうするかってことなんですけどね。
春の到来を予感させるラストが爽やかでよかったです。
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作:[1]銀白世界の中で 花村彩邪
書き方が面白かったです。
車掌の自己肯定はない方がきれいな気もするけれど、
差し引いてもこの中では一番まとまっていて良かったと思います。
▼推薦者:その他のQBOOKS作者




○推薦作:[5]帰り道 香月
 白線のオバケはタイトルからして良かった!面白そうって興味が持てたから。前半、面白くていつの間にかのめりこみました!ただ、それだけに後半の締めが甘かった気がします。
 無限の肯定はアクションというか、前半日記のようになってしまったのが残念でした。もっと動きが欲しかったです。でも終わり方は個人的に好きでございます。
 そして、帰り道≠アれは本当に少女の切なさがよく表れている感じがしました。あ〜あるある、馬鹿な私でも理解してしまう表現力に一票です。
 
▼推薦者:このバトルへの参加作者




○推薦作:なし
全体的に、字数制限にはもうちょっとこだわりをもってほしいなと思います。誰もぴったりいないじゃないですか……少ない人と多い人を比べると300字以上。これはちょっといただけないな、と思います。(300字あれば、絶対「展開」は生まれる)「1000字」と言う規定によって同じ土俵に立つことができるのだから。

思い切って削るのも大事。なんとかしてのばすのも大事。のばして「なかだるみ」を感じてしまったら、それをどうにかするのが、大切なんじゃないかな。削ったらダイジェストのようになってしまっても、表現を考えれば多少の分かりにくさはなくなる(と思う)。
削ってもつまらない、増やしてもつまらないのなら、「その程度だった」と割り切るとか。
個人的な好みを言えば、好きなものはあるんですけどね。好きだけでは超えられない「壁」があったといいますか。

そして付記は、言い訳にならないよう、私信にならないよう、気をつけるべきだと思います。つけるべきかつけないべきか、迷うなぁ。

以下、個人的好みに引っかかった作品をば。自分の好みがつくづく乙女ぶっていると自覚。
<銀白世界の中で>
超がつくほど個人的好み。メルヘン〜
でも最初は分かりにくかった。3人いるのかな? とか、2人なのかな? とか。場面の作り方が上手かったのかな。雪国の車掌(違うけど)さんが、一人で仕事をしているのと、1人の少女がぽつんといる。
100字はオーバーしすぎです。

<帰り道>
青春ー! って感じが。いいねェ、青春。
いつもだったら確実に↑と迷って、上の字数制限考えてこっちに投票したと思うんだけど、今回は全体的な印象が悪かったので。スミマセン。
▼推薦者:その他のQBOOKS作者





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