第56回体感バトル詩人部門

エントリ作品作者文字数
01初○○・・・♪永愛213
02世界かにみそ
03誤変換マーチ21世紀少年297
04月の横顔日下部ルイ103
05恒温神上小鳥493
 
 
 ■バトル結果発表
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エントリ01  初○○・・・♪     永愛


初めてのキスゎレモンの味なんかじゃなかったょ



初めての恋人はそんなに好きでもなかった人

初めて私が愛した人は

彼方。

私が初めて

取扱説明書が欲しいと思った代物。


初めてのキスはレモンの味じゃなかったけど・・・

彼方とのキスの前にゎレモン齧っておこうって思った。

だって彼方の初キスは私のものだから

でもレモン齧った直後ゎダメだょ。

あのブサイクな顔ゎ見せられない!










初めてのキスはレモンの味
きっと甘くはないけれど ブサイクですっぱぃ愛の味。



※作者付記: レモンすっぱぃ♪






エントリ02  世界     かにみそ



今の現実が現実じゃなくなって

今が空想の世界になりそうで

今が僕の妄想の世界になりそうで


変化が怖い

この変化が怖いんだ

そのわずかな変化が

少しずつ少しずつ

積み重なって

僕の知らぬ間に

現実を変えていく

ぼくはその世界にひきずりこまれて

何事もなかったように

毎日を過ごす

何事もなかったように









※作者付記: 初です。






エントリ03  誤変換マーチ     21世紀少年


最終回のい裏側で
最終回にお裏側で

すげて画終わりと言う事ではdない
すげ手が始まるわけでもない

そんなアサヒを願っていたのに
底まで再開夢見ていたのに

ただただ差裏い漂って
ろくでもないのに捕まって

めくりめくひのぷいら寝たり有無
便度で固めたハートの形に

浸す粗い乗ったささ舟を
荒れ狂う並に漂わせるんだ

レスキュー輪スキュー
ノーレスキュー

そんな明日はめらんこりっくで
最たる厳重桜そのままだけど

ただただ僕は流れていくだけ
普通にお勘定坂亜デル抱け

さらば湯ぐれ渡るぢり
僅かにのぞいた入道雲に

大きくあてを振り見送った
あの夏に鬼は猛戻ってこない

最終回に裏側で
誇りと土だけの固定端だ

最終回のその差金に
勿忘草をスケッチしたんだ







エントリ04  月の横顔     日下部ルイ


張り詰めた空気に針を刺す。

あたしの思い、風船みたいにあっけなく
どこかへ飛んでいってしまえばいいのに・・・

秘めた心 濁ったグレー。

・・・あぁ。


あなたのこれからが暗くならぬよう、
薄暗い夜を照らす

月に なりたい。



※作者付記: 思いに接点が無くても、それでいい。
はっきりしなくてもいいから、せめて・・・

そんな、淡く数知れない切ない思いをひとつひとつの言葉に込めました。
夜の闇に浮かぶ一筋の曇った光を、どうか視界から消さず
静かに見守って頂ければ幸いです。






エントリ05  恒温     神上小鳥


本当に要らないものは
なんだったのかって
本当に必要なものは
なんだったのかって

いまさら もう わからない

僕が『存在』する世界に
この、僕と他人が共有する『世界』には

多量の嘘と
致死量の孤独と
極微量の希望があって
「カオスの具現」
そんな僕がいるということ

唇を噛み締めたことが
涙を堪えたことが
いったい何度あったろうと
途方もない時間を想い
途方もない時間に生きていて
「愚の骨頂」
訳もなく虚しさに捕われる僕がいるということ

言葉を飲み込むたび
忘れていた記憶がよみがえる
痛みも悲しみも
繋ぎとめる為と決めた遠い日
助けや慰めも所詮他人事、
諦めることをやっと覚え始めた遠い日
揺らいだ世界に突然
訪れる凪

本当に要らないものは
なんだったのかって
本当に必要なものは
なんだったのかって

結局 なにも わからない

凍えた体が
温もりを奪うように
冷えた指先が
湯の中で痛むように

順応できる温度でしか生きられず
僕は温度変化についていけてないから

本当に必要なものも
いつか必要ではなくなり
本当に必要ないものでも
いつか必要になるかもしれず

それがなんだったのかなんて

結局 誰にも わかるはずがない

無駄な思考であるという結論
そんな僕がいる、それだけの真実。