poem
詠理
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足元より透ける

履き繰らしたら潜ることにする
全ては奔放なる装いのため


―あの幕が開いたならお前は再び戻るだろう?
 虫唾を背負いながら喜々として
 それは帆走するほどに
 さあ第一幕を迎えよう

発光塔に覚まされたら人工木琴が響きなっていた
先刻までの埃まみれの瞳にすばやく生気を潤してやる

―瑞々しい? それは甚だしく狂想
 魅された構想は崩壊の余光よ

すると無数の交行体がやんわりと心臓を連れていく
喧騒は何という虹なのかと欲求がいまにも満たされる

―重奏だと? 悪くはない相称
 崩れゆく痩身に残る余威か

かちかちに紫だった臓器は熱圏こそ我がすみかと笑い
内にこもると温まるので楽譜の音階などは忘れてしまう

―昇降する? 見事な賢覧と言いたい
 但し沈降一方だけの余感だ

地響きとしての声がやまないため覆いかぶせなくてはならない
そうだ、瞼の表が思わせるままを行うことにしよう
思いの表出は次のとおりだった

 あまつ国の幸いなるかな それは七色の反射光
 慰めのみこえの響くよう どうぞ薄霧を晴らせたまえ
 あまねく身を照らしだし はらうは積年の罪と咎
 息吹せき雲覆えども 険しきゆく手を示したまえ
 聞けやさやかな夕凪ぎを もろくに人らのしれるよう
 君の紡ぎだすささやきを 絶えせず伝えたまえ
 夕べの鐘の鳴るがごとく はるかに届きて導きゆかん
 眠れどかおる柔肌を 夜も日も絶えず示したまえ
 やがて時はきたらん どうか我が身を離れざれ

しかし覆いかぶせても流れてくるのは!
ああ、瞼の裏を這い上がるように染めていく


―光を放つ背景でお前は確かに交わるだろう?
 喰われた穴こそが容赦の隙間だと
 よもや焦心は忘れまいな
 ここに第二幕を開こうか

形を捨てた情動が群がると粗い急流となっては平手打ち
繋がって離れて結んでいけば頬が真っ赤から真っ青へ

―再見した? 何故眼鏡を外さない
 諸見によらずとも流れは虚栄

蛍光灯の間を飛交っていく含み笑いの無色の蝶々
腫れぼったい拳骨を一瞬で弾けるように八方に放つ

―回帰とか? 大した車輪には呆れる
 剥がしてやれば姿は虚報よ

生々しい塊どもがごつごつした物体を沸騰させている
いつしか雨雲の匂いを感じると眩光となって帰っていく

―正真とは? 最上の快は天上か
 未だ刑場も知れない虚妄だ

途切れていく幻想を捉えなくてはならないという恐れがあるのだ
いいや、安い途切れに気高い膜は耐えられるのか
ならばこのように褪めてゆけばいい

 華やかな退廃の中で虚ろな我々が当に言う
 例えばを麦わらをかぶった少女がいて両の瞳は涙に潤んでいる
 お前は行って涙を拭いてやり話を聞いてやろうとするだろう
 何ということ お前は少女にこそ涙を見せるべき
 例えば犬を連れた少年がいて大きな胸はしっかりと張られている
 お前は行ってその手を握り力を貸してもらおうとするだろう
 何ということ お前は少年にこそ胸を張ってみせるべき
 そこにはいつも しかしそれよりも
 華やかな退廃の中で虚ろな我々はとうに無い

今にも消え入りそうに解けていく!
ああ、しかし未だ振り払うには忍びない


―ふらり振り向いたならお前は微かに怯えるだろう?
 埋まらぬ果てに這い落ちていくのは
 ふいに歓心を買いに行くのか
 いま第三幕を破るのだ

揺れる帆船のふやけた底から背筋をなぞってくるので
小賢しい吹き矢がそろそろと咽喉に障るので咳をした

―共振は? 背走する影が美しい
 この期に及びて恐々と離走する

くすぐりが皮膚の上に移れば黙々と枯葉のようになって
やがて焚き火がはじまり衣服を剥がしてもただ体をさする

―哄笑だな? 三唱すれば懇情となる
 そうこうしても深謀との隔離なく

巨大な迷宮の奥からはらはら呼吸される灰塵は旋風だった
涼やかに思えても届かないまま雷光が刺さって口唇を噛む

―潜心を? 早々に巻き帰せば盲目
 引き留まるよりは上々な離散か

もはや出来合などで隠せぬほどのものは既知の律動ではなかったか
ここに、図ることから離れていけるとは思えない
ついには辿るように暗誦するのみ

 肩を叩かれ振り向くと 千の人形が私を囲む
 私は身体を失った なのにさらに削がれていく
 色彩は陰りゆき 激しい風もついついやんだ
 聞こえていた鼓動さえも 徐々に力をなくしていく
 淡い弔歌が耳を流れ 侮蔑の速度が裁きにくる
 開いた日傘に 迷わず火を点けてやる
 子供が転んだので 青葉のようにひっぱたく
 ゆらり騒ぐ水面は 映しだすだけではないだろう
 辺りが廻りはじめても 織り成されるのみではない

生まれるように知ったからには!
ああ、まとわりつく現象は憧憬にはならない

―あの幕を透けて見たならお前はそろり閉じようか?
 清明なる感光は足元で踊る
 如かしてどうか静かな認識の
 悲しい幕内に在ればいい













潜行暴かれたなら転換と参ろう
再び情操を得んがため!



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