第19回タイマンバトル、開票開始!



▼推薦作者:O MAke_B
 どちらも面白い作品でしたが、読みやすさでO MAke_Bさんに一票を投じたいと思います。でも、いい勝負でした。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
 あぁクソぅ、負けたかもしらん。掲示板のあの弱きっぷりはどこへやら、人間の記憶や愛情やなんやら、という不確定要素をしっかりとシステムに組み込んだスポ根、じゃなかったスパコン話として読み応えがありました。科学というものが0と1の集合だったり、事実に基く分析だったり、というところから「不実」を導き出す。さもありなん、地球上のおさまりがつかないのに宇宙探検なんざ、見ようによっては「不実」そのものなのですからね。
 確かに蛮人さんの云っていた駄目な部分というのは見えています。意味合いとして確定できない部分があったり、突き詰めるとボロの出そうなところ、であります。でも、うまくぼかして、ああ、そんなもんかな、で読み飛ばさせてしまったりという偽装工作の部分、この偽装の部分もまた、よーくできているのです。いい勝負になるんじゃないかしらん。なるといいな。面白かったし。

 お読みいただいた方、まことに有難う御座いました。(O MAke_B)



▼推薦作者:O MAke_B
なんといってもタヌキがいい。
これだけキャラがたってると話に入りやすい。
タヌキ万歳。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
蛮人S(~Q~)さんの『宇宙船モシリバ号の冒険』へ投稿します。
話としてはドチラが読み易いかというと『家持とタヌキ』なのですが、
流れ的に山場がなく、すんなり過ぎて後味がない。
とはいえ『宇宙船〜』は分かりにく過ぎです。
「重パラレルドライブ」が何度読み返しても分からない。
回想がいきなり入るので、過去だと理解するまでに手間を喰う。
会話が多いわりに説明が少なく、状況も想像しにくい。
それでも起承転結があり、「音楽」がうまく物語りに絡んで、
読者側に色々想像させてくれる余地を残しておいてくれてある。
ですので『宇宙船モシリバ号の冒険』へ投稿します。

最後に、O MAke_Bさん、蛮人S(~Q~)さん、ご苦労様でした!



▼推薦作者:O MAke_B
なにやら懐かしげな香りのするSFショート・ショートも捨てがたいが、たぬきがかわいかったので。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
>そこへファゴットが入る。
> これも決して大勢に逆らうものではない。ただその音色には仄かな温かみを含む。例えれば、陽の落ちた冬の海岸の、彼方に人家の窓の灯火のふっと点るような……。

……こんな素敵な表現をされてしまったら、ファゴット吹きとしては投票しないわけにはいかないのであります。
特に、「例えれば〜」以下が。
ほんとに、そんな感じなんですよ。ええ。本物の、ファゴットの音は。(私はまだ出せないけど、そういう音)
この部分を読んだ瞬間に心を奪われました。ありがとうございます蛮人さん。

作品としても、MAOさんの作品も面白かったですし、3つのお題からは想像できない(ファゴットがまさかこんなふうに作品の中に登場するとは……)お話でそこはよかったと思うのですが、蛮人さんの作品を読んで、『不実』という名の曲を聴いてみたい!演奏してみたい!
と、そこまで引き込まれました。

というわけで、蛮人Sさんの「宇宙船モリシバ号の冒険」に1票。

氷月そらでした。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
 うん、いずれも面白い。
 接戦というか、激戦。
 面白さでは区別が付けがたいので、題材をどう調理したかで差を付けようと思う次第。

 ということで、不条理で不実な世界観で題材を蛇呑みしてしまった蛮人S(~Q~)さんの作戦勝ち。根性で光速を越えるエンジンなんてのがありましたが、「どっかに着くからいいじゃん」な宇宙船とは可笑しい。
 O MAke_Bさんは、冒頭から「題」と「ファゴット」へ至る流れに無理が出てしまい、少々もたついてしまった印象がありました。一つ一つのやりとりは面白いんですけどね。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
ちゃんと物語として成立してました。
でも、文中の「てゆーか」はどうかと。
小説の「色」をはっきり固定させたほうが、
読者としては安心して読めます。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
お題付き小説という観点から、

家持とタヌキ O MAke_Bさん作
◎ たぬきが可愛い。
× 菜の花が出てくるが、映像が浮かばない。
○ 『コント・Qちゃんと十ちゃん』が何気にでてくる。
× 『題』と『ファゴット』の登場が唐突。
× オチが落語みたいで、話をそこで切るにはいいが、小説のオチとしてはもの足りない。

宇宙船モシリバ号の冒険 蛮人S(~Q~)さん作
△ アイヌ語の勉強になった。
 (モシリバとは、アイヌ語で”最果ての地”という意味だそうだ)
○ ファゴットの音を感じた。
× 猟子と貞ちゃんが可愛くない。
○ 『パラレルドライブ』がかっこいい。
× 菜の花のあしらい方に捻りがない。
○ 『題』がテーマと絡んでいる。
◎ 【不実】というテーマに裏打ちされたストーリーがある。

という訳で今回は蛮人S(~Q~)さんに投票する。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
泣けました!素晴らしい!猟子ちゃんかっこいい!
蛮人ファンを公言するのははばかっている私ですが、これは蛮人ワールドの新しい地平とも言えるでしょう(なんだそりゃ)。「お題」があることを感じさせない「題」「なの花」「ファゴット」の使い方も秀逸です。そこかしこなんとなく文章とか演出とかが荒っぽいので、もうちょっと推敲したほうがいいような気もします。でもそれは、私にとってのこの物語の価値を減らすほどのマイナスにはなりませんでした。
O MAke_Bさんの作品の方がスタイリッシュで完成度が高いのかもしれませんが、やはり蛮人さんの作品に心が動かされます。ただ単に自分が「SF好き&蛮人好き」なだけかのかも。公言するのははばかりますが。(カピバラ)



▼推薦作者:O MAke_B
ふぁんたじっくなお話で、楽しかったです。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
蛮人Sさんに1票

イメージがすごく好みだったので。
O MAke_Bさんの作品は和やかでよかったのだが。
最終的に読後感で、決定しました。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
 蛮人S(~Q~)さんの作品は、設定上説明が少し多くなってしまったのが気になったが、読みごたえのある作品だった。音楽ファンとして、お題の「ファゴット」がうまく生かされていたのも嬉しかった。曲想や楽器の描写も良かった?

 O Make_Bさんの作品は純粋に楽しんで読めた。オチまでしっかりついていて。ただ、あまり小説を読んだ気はしなかった。ファゴットがforgotですまされてしまったのも、少し残念(笑えるが)。

 結局テーマ処理の好みになってしまいますが、蛮人さんに一票。



▼推薦作者:O MAke_B
タヌキがなまっているのが可愛かった!



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
タヌキか貞子か迷って、貞子に一票入れます。
古タヌキのモダモダ加減は憎めず、小話も軽妙でオチも愛らしく好かったのダケド、失われた過去に、仮想空間で出逢うと云う設定や口の悪いコンピュウタはよくあるカンジではありながらも、「不実よ」という貞子の言語センスと、全体的に流れている空気が好きで、一票。実力派対決って風情でしたねい。お疲れ様でした(佐藤yuupopic)



▼推薦作者:O MAke_B
 難しい三題話だと思いますが、O MAke_Bさんの作品は、とぼけた文体の中に違和感なく三つとも収まっていて、読んでいて楽しく、気持ちがよかったです。
 一方の蛮人S(~Q~)さんの作品は、一行目にいきなりお題の「ファゴット」が出てきてしまって、それが作品の価値を左右する訳ではないのですが、ちょっと構えてしまいました。



▼推薦作者:なし(引き分け)
O MAke_B と 蛮人S(~Q~) という元々の名前から離れてしまっている敗者同士の戦いではあるのだが、各々に個性というか、作者らしさが漂っていて面白い。
O MAke_B さんは最近多い落語ネタで、しかも落し所が絶妙だ、しかしそれが逆に新鮮さに欠ける気がする。
蛮人S(~Q~) さんは久しぶりのSFネタでもあるし、ネタも量子物理学から発展の量子世界というとんでもない話しであるが、逆にそのせいでSFとしての設定の面白さが目立ってしまい、ストーリー展開の意外性が感じられなかった。
しかし結局私はどちらの作品も好きである(笑)
で、どちらからも付け届けはないし、是非にという連絡も無いので、引き分けとします。



▼推薦作者:O MAke_B
 愉しみつつ一気に読ませていただきました。すらすら読めて、しかもそこはかとない郷愁が残っているとなると、一票といわず、三、五票さしあげたくなりますが、そうはいかないとなれば、狸にならって、菜の花を献上したいところです。
 ナノハナは「汝の花」のことでしょう。家を持つブルジョアジーたる家持を、「やたもち、やたもち」と呼び捨てにし、これは汝「おまえの」花だぞと同等もしくはそれ以下の者を指す代名詞で呼ぶ。
 このあっぱれ狸には、牛乳ビンの底のようなレンズのはいった眼鏡をかけ、つくろいものなどさせられていながら、プロレタリアートの自覚は露ほどもない。こうなると階級闘争なんて成立しない。
 これが黒船の末裔だというのですから、驚きです。もう一つのフアゴットについてはどう始末してくれるのでしょう。
 世の終わりのときに、高々とファゴットを吹き鳴らせということなのでしょうか。そんな志を深く秘めた狸であれば、「I forgot」などとすっとぼけ、しゃれのめしてばかりもいられないでしょう。
 以上狸の豊かなキャラクターを創造された作者の筆力と剛腕に敬服し、吾に酔っ払いの幻想を育んで下さったことに感謝して、一票でーーす。



▼推薦作者:蛮人S(~Q~)
MAOさんの小話にとどまらない展開の愉快さもしっとりやむやむ良かったのだが、なんせ、蛮人さんは不実ときたもんで。ちょうど量子論を調べてたところにきて、参りましたね。約4000という中、なかなかぎりぎりのラインで専門用語引っ張ってきてると思います。その上、これがまた面白い。でも彼女についての表し方をもう少し、追及してほしかったです。



▼推薦作者:O MAke_B
 何と言っても軽妙な会話のやり取りで綴られる、いじらしいタヌキの魅力であろう。怪しげな、いや明らかに怪しい博識をひけらかしながら、何だかんだで一所懸命に尽くすのだ。せっかくゲットした菜の花を戻しに行ったその夜に怪人が来るわけだが、こいつも別の意味で怪しい。どうせタヌキが頼んで呼んだ仲間か、あるいはタヌキ自身の化け姿であることはミエミエだ。そこまでしてヤタモチに菜の花を食わせたかったのである。なぜか。それについてはあまり明確ではないが、あるいは物書きかも知れないヤタモチに『名』の花を食べて欲しかったのであろうか。
 ヤタモチはこんなタヌキに得体の知れないものを感じている節もあるようだが、それでいてすっかり生活の中にタヌキをとけ込ませている。いや、もう愛情を持った関係にある。作中、ヤタモチは特にタヌキを褒めたり抱きしめたりなどしないのだが、全般を通じてその感情は明らかだ。最後のとどめの毛入りの(?)菜の花尽くしだってちゃんと食べてやるのだ。
 こういう相手が人間の女だと、書いてるほうも読んでるほうも話に気恥ずかしさが付きまといそうだが、タヌキの男の設定だから心配ない。つまりタヌキの男を置くことで、純粋な気持ちを中心に語ることを比較的容易にしていると分析され、このあたりに作者のセンスを感じさせる。とにかく全てにおいてさりげなく、かつ小粋である。ひとつだけ気になる点を挙げれば、これは作者の夢あるいはすでに叶えた実生活そのものじゃないのって気もしないではないことか(笑)。まあタヌキが理想では無かろうが。
(蛮)



▼推薦作者:O MAke_B
遅刻感想票につき、感想ナシ。…面白かったです。


果たして結果は!?


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