第1回パラ1000字小説バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、
青野岬さん『東風』、とむOKさん『茜』の2作品に決定です。

エントリ作品作者得票
02東風青野岬4
04とむOK4
06長針は動いている弥生3
07赤目ぼんより2


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

■東風  青野岬さん
 
感想: 上手い。ただ、ライターは要らないと思った。母親の表情で殺意だけをクローズアップし、「火をつけたかもしれないし、見殺しにしただけかも」と二面の可能性があっても、十分怖い。
 娘は祖母への気持ちより母への気持ちを取ったらしいが、このへんの迷いを書いたらさらに良かった気がする。
票者:このバトルへの参加作者


感想:いやぁ、途中ぐらいからこういう展開なんだろうなぁ、とは思っていたけど
、最後の1文でやっぱり票入れさせる力があった。
それにしてもお母さん、ライターを堂々と手に持っているとは素晴らしい。(HK)
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:今回のテーマからこういう話をまるで想像することが出来なかったです。
他、ながしろさんの作品と似たようなタイプの戯曲を見たことがあり、それを思い出してちょっと面白かったです。
(ぼん)
票者:このバトルへの参加作者

感想:ながしろさんのテクニック、葱さんの不思議ワールドも捨てがたかったのですが、このテーマを盛り込んでどす黒い女の情念の世界をきっちり描いた青野さん「東風」に投票します。
作者それぞれの特徴がよく出ていてとても面白かったです。2回目以降も楽しみにしています。
票者:その他のQBOOKS参加作者


■茜  とむOKさん
 
感想:ノスタルジックで可愛らしくて、それでいて甘すぎなくて。
質のいい少女マンガの短編を、読んでいるような感じ。
とても好きな世界観だったので、票を投じます。

次点は、越冬こあらさんの「お迎え」。
安定していて、最後まで安心して一気に読めた。
でもその分、少し物足りないような気もしたりして。

ながしろさんの作品。
ああゆう文体の短編小説は、昔「ビックリハウス」なんかでよく読みました。
実験的な作品で面白かったのだけれど、投票には至りませんでした。
票者:このバトルへの参加作者

感想:切ないとか悲しいとか悔しいとかの「目が赤い」ではありきたりでしょ、とは思うけど。
主人公が暁を好きな理由とか、暁が目立たない子を好きになる理由とか、よく分かる気がするし、青春くさくて良い。
主人公は、暁がなぜ教室にいるのかとか、知らないんだと思う。それをそのまま書いている感じがして、好感が持てた。
票者:その他のQBOOKS参加作者


感想:Entry.01「アレルギー」葱さん
アレルギーの直球だが、私には主人公の性別さえ読み取れない。
Entry.02「東風」青野岬さん
ラストの怖さがありふれているかなぁとは思うが面白い。
Entry.03「companion〜未知連れ〜」太郎丸さん
流れのテンポが速過ぎて感情移入しにくい。
Entry.04「茜」とむOKさん
いいねえ。学園物というのはあまり好きではないが、青春だなぁと感じられる。
Entry.05「心中鎖埠頭」ながしろばんりさん
名詞と動詞が知らない言葉ではあるのだが、何となく理解出来ているだろうと予想のつくあたりの加減が良い。
Entry.06「長針は動いている」弥生さん
これも学園物だが、青春というよりは人生か? そんな大層なものじゃないだろうが、ちょっと書き足りないのだろう消化不良の感じがする。
Entry.07「赤目」ぼんよりさん
アイデアは買うが、アイデアだけの作品になってしまっている。インパクトが薄い。
Entry.08「お迎え」越冬こあらさん
面白いのだが、この作者にはもっと面白い作品が書けるのではという期待があってかレベルの高い作品を求めてしまう。
票者:このバトルへの参加作者


感想:
そうそう、女の方がいつだって強くて弱いんですよね。

「中途半端な笑顔のまま言葉を飲み込んだ」あたしと
「教室中の窓という窓を全部開け放った」あたしに
負け戦続きの女子高生は親近感を覚えてしまったので、とむOKさんの「茜」に一票。



票者:このバトルへの参加作者


■長針は動いている  弥生さん
 
感想:あ、なんか知ってる、こんな情景。
最初に思ったのはそれでした。

わたしは逆に、秒針を見るのがきらいです。見ていると、コチコチ身体の中で秒を刻まれるような気がするので、長針ばかり見ています。
でも、一部しか見ていないのは同じですね。

「このまま10秒経ったら絶対、花粉すごいねと言おう。」時々わたしも考えます。でもそんな計算、すればするほど焦ることを覚えました。

ひどく懐かしく、そして温まる小説でした。
すてきなので、一票!
票者:その他のQBOOKS参加作者

感想:冷静で、感情の起伏が少なく、抑えられた語り口がよかったです。
思春期はこういう風に書かれるべきなのかな、と思いました。葱
票者:このバトルへの参加作者


感想:難しい内容を含んでいるようで、それをバラバラにして説明されているようで、わかったようで、わからないようだったのですが、兎に角、この雰囲気とエネルギーには、好感を持ちました。
素敵です。
【パラ1000バトル自体の方向性がよくわかりません】
票者:このバトルへの参加作者


■赤目  ぼんよりさん
 
感想: お題を丁寧に解読すると、「花粉症なのだろうか、目が赤い」→「目が赤いけど、もしかして花粉症かしら」で、文法上は倒置によって「目が赤い」を強調するのである。ただ、印象としては花粉症のほうにアクセントがあるようにも思えるし、わからなくなったので、あたしなぞ本文にそのまま使っちゃったんだけれども。
 全体的に、御題をクリアするのに必死で持ち味が活かされていない印象。
 でもなんかな、メリハリというか、1000字の落とし噺という意味では一番綺麗にいっている気がする。軽くていい。読んでて爽快だった。(M)
票者:このバトルへの参加作者

感想:思わず笑ったので一票入れさせていただきます。
票者:純粋読者