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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage3
第57回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品はごんぱちさん『海鳥が飛び来る辺りの峠道』です!

みなさま投票、感想ありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
2
2
ごんぱち
3
3
俳句
石川順一

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

海鳥が飛び来る辺りの峠道
ごんぱちさん

感想:
 オチは正直よくわからなかったが、登山の弊害として「娘さんに惚れられない」というのんを本作で思い出した。確かにそうだ。あの歌は「若後家になっちゃうから惚れるな」という戒めであるが、その辺の風評被害的なアレやソレがマッチしていると思ったのである。
 娘さんが山女であれば魚である。山男に飯のおかずにされてしまうことにも気が付いた。書いててなんだかよくわからない。

「俳句」のほうは「小説とは何か」という問題提起であるといえなくなくもなくなくない。何をしてもいいのが「小説」なのであればこれも小説であり、面白いかどうかというと、引用の多い分だけ面白くなかったのである。
 1000字はもっと有効利用できる。

 比較的前者のほうが1000字をうまく使っておった。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
対抗策、ローテクなのがウケたので。
一票。
タイトルが俳句っぽいのも良かった。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
ごんぱちさんぽいかなと、生意気ながら思いました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

ライン
サヌキマオさん

感想:
 動物パンは食べる機会がなくなった。
 近所のダイエーに入っているパン屋では、動物の顔のパンはあった気がするが、焼きたて率が低いし、アンパンやクリームパン以上のものではない。
 鳩サブレなら何となく記憶にある。
 あれを食べる時はどうしていたか。
 尻尾から食べていた気がする。いや、鳩だから尾羽か。
 タイヤキは尻尾、頭と来て、胴体。大体の場合、あんこやクリームの多い部分を最後に残す傾向がある。かと言って、尻尾まできっちりあんこを入れてるタイヤキというのは違和感がある。尻尾はやや堅めのパリッとした歯ざわりが良いのであって、みっちりあんこを入れた場合両立しない事がある。
 かくて今日も、なんかぼんやりと意識しながら、生き物の形をした何かを食べたり食べなかったりするのである。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
三途の川から話は始まる。三途の川を観察して居る、ユーモラスである。深刻そうでいてユーモラス、それがこの小説の魅力であろう。「動物パン」がすごいウエイトを占めて居るが、そんな他愛もない話もこの小説の魅力を増す事に貢献して居る。
投票者: このバトルへの参加作者