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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage3
第69回バトル結果

おめでとうございます!

今回のバトルは、叶冬姫さん『どうしようもないくらいの青空の下で』がチャンピオン作品と決まりました。
みなさま投票、感想ありがとうございました。

今回、サヌキマオさんより全感想をいただいております。また掲示板の方でも青野岬さん空人さんのご感想をいただいておりますのであわせてお読みいただければと思います。

投票結果
得票数 
1
ありがとう
小笠原寿夫
2
叶冬姫
4
3
ごんぱちー
1
4
青野 岬
3
5
サヌキマオ
2
6
深神椥
1
7
空人
1
8
石川順一
9
蛮人S
1
10
商売聖母
芥川龍之介

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

コミュニケーション

QSHOBOU掲示板

推薦作品と感想

どうしようもないくらいの青空の下で
叶冬姫さん


感想:
これは胸に刺さるよね…。

とにかく、いいことありますように、と願わずには居られない。
投票者: 純粋読者

感想:
誰かの願いが叶ったら、どこかでひっそりと泣いている人がいる。琴音ちゃんがいつか次の恋に向かえる日がくることを願ってしまいます。
投票者: 純粋読者

感想:
切ない片思い。琴音ちゃんには幸せになってほしいものですなぁ。
投票者: 純粋読者

感想:
今回はだいぶみんなレベルが高かったのと、たぶんこの作者サン的には少し調子わるかったのかな?と思ったのですがあえて選ばせていただきます。心情をまっすぐ書くことのできる、最近あまりいないタイプの物書きさんだと思います。
なんかこう、琴音ちゃんは、応援したくなりますね。優しい言葉かけられまくって、爆発してほしいとも思いました。

…欲をいうと、いつもみたいにもう少し情景+いろいろな匂いがしてくるような描写があるとよかったのですが…。そこが、少し調子悪かったのかな?と思った理由です。次回作にも期待しています。
投票者: 純粋読者

新宿夕景
青野 岬さん


感想:
 おいおい10年前か(※ 1st1000字43回とか)、というメンツが揃っておった。
 いや、10年前だかどうかは適当なのですが。実際見てみたらあの頃は27本とかあったんですが。

「ありがとう」
(付記) 怒らないでください
 怒らいでか。

「どうしようもないくらいの青空の下で」
 なんか普通。エピソードも普通。恋愛模様もパターン化され過ぎてて普通。タイトルもどーとでも取れる文字列。目新しさ皆無。
 何もかもふわふわーっと書いてて、作者がなにをオモシロイと思って書いたのか、さーっぱりわがんねえ。
 強いて言えば「甘酸っぱい恋愛ごっこを書ける作者(わたし)が素敵」くらいのことかしらん。
 もっと真面目に書いたものを読みたい。

「白金ーゼ事件」
 これ、絶対姑は楽しんでやってるよね。という視点で読んでしまうと作品が根幹から崩れてきてしまうように思う。
 あくまでも「嫁と姑の戦争」というテンプレートを前提に読まないと作品が成り立たない、んだけど、姑が妙に楽しそうな(感じに読めてしまう)ので「違う」となる。
 あんまり愛憎でドロドロ、という感じに読めないのは最後のオチがある意味イリュージョンだからか。
 最後に「馬一頭とコカインを少々」、というのは馬鹿馬鹿しくて好み。

「新宿夕景」
 この話の面白いところは、20年前の回想なのに、語り手である「僕」が20年前と同じテンションで指輪を探してしまうところな気がする。
 付き合って早々指輪を贈ろうだなんて黒歴史この上ないし、ふたりとも恋に恋してたのねーっ、という感じで思い起こすのかと思いきや、そうじゃなくて、まーだ指輪を目で探してしまうあたりが特殊なんじゃろうと思うのでした。「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんで絵が思い浮かぶわけですが、ゴローさんだったらここから「腹が……減った……」となったりなんかしちゃったりしち。
 で、こういう「僕」を面白いなぁと思います。

「メーリさんの棺」
 こうして掲載されてみると、手元にあった時と作品の雰囲気がずいぶん変わってみえる。ふしぎ!

「きっと、誰にでもあること」
 この語り手の子は当初、240円を回収に同窓会にきたということでええんじゃんろうか。で、当日取り立てるべき本人の顔を見て<十年も前のこと忘れてるだろうし、二百四十円くらいで、と思われるのも嫌だ>とようやく諦めた、と。この子も相当みょんな子である。野田さんだから「のんちゃん」なぁ。
「こういう人がいる」というディテールが面白い部分であります。ただその、結局自己完結して帰るというあたりが……書いててそうなんだけど、自己完結は誰にでも出来るんだよなぁ。読者にとって語り手の自己完結に付き合わされるというのはアレです。業務上縁を切れない相手のオチのない話に延々と付き合わされる感じに似ておる。

「春、恋、魔力」
 この男の気持ち悪いところを繊細なタッチでよう書くのう、と思います。が、爽快感はないわ。救いはないわ、今後の展開にゃ暗雲しか立ち込めてないわ、これ、どないせいうね、と読者のひとりとしては思わざるをえません。一昔前の「ガロ」に載ってそーなあんばいでし。

「犬」
 コラージュされる「高得点句」とゆーのがどれもまたひとつひとつ世界観を持っていて、ちょっとした幕の内弁当化しておる。高得点句以外の柵やフタ、バランの部分が地の文ということになる。今回は<フラミンゴ百の片足春うらら><ふらここを漕いで地球を遠ざける><禅僧の話いつしか梅自慢>あたりを選びたいところ。
 石川先生の作品を読めるのはQBOOKSだけ! という気分でいるが、いつ「さすがに飽きた」と筆者の生理が訴えてくるかが見ものである。

「風船の夢」
 ちょうどタイムリーに、北の方に向けて将軍様映画を風船で送るニュースをやってました。なんだろうな、「可能性のある手は全部打っておこう」だったのか「綜合的に鑑みてこれは最良」であったのか。戦時中には風船爆弾もあったといいます。舞台設定の描写の上手さでワンシーン1000字……だが、もう少し山なり谷なり欲しかった。アンちゃんこのたい焼きアンコこれだけかい、的なもやもやが残るのでござった。

「商売聖母」
 芥川ったってこの程度。

「白金ーゼ事件」「新宿夕景」のどっちかで迷ったが、タイトルだけ見ると「白金ーゼ事件」、まだ事件は起こってないんで、タイトルに偽りあり! ということで「新宿夕景」に入れることにします。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
良かった作品は、

『新宿夕景』 青野 岬さん
『メーリさんの羊』 サヌキマオさん
『きっと、誰にでもあること』 深神椥さん
『風船の夢』 蛮人Sさん

です。
なかでも青野さんの作品は自分にすごく近しい感じがして。
今回はそんな好みもあって青野さんを推します。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
雰囲気があると思いました。
*ゲスト作品とは言え芥川龍之介さんの作品もいいと思いました。天草の乱の時の原城の事が念頭にあるのでしょうか。キリシタンの一揆でしたし。
投票者: このバトルへの参加作者

メーリさんの羊
サヌキマオさん


感想:
最後の一文がとてもきいてて、いいなぁと思いました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
何も残らないメーリさん。ただなぜかメーリさんの最期を追及するジャーナリストめいた語り手のレポートにのみメーリさんは残った。何も残ってないメーリさんというメーリさんが残った。無人の森の木の倒れる音を聞かされたような不思議な感覚である。私がときどき想像する幽霊のようだ。
投票者: このバトルへの参加作者

白銀ーセ事件
ごんぱちーさん


感想:
何だか笑いが込み上げてきました。
投票者: このバトルへの参加作者

きっと、誰にでもあること
深神椥さん


感想:
同窓会は、何だかんだで上手く行っていると自覚している人が参加するところだろうなぁ、と思う事しきり。

忘れ物をするのは、無意識の中で来たいと考えているからだとか。
また、何となく引っかかったままで、二〇年、三〇年、どこかで拾ってしまうのか、忘れた事も忘れてしまうのか。
投票者: このバトルへの参加作者

春、恋、魔力
空人さん


感想:
1000文字という短い物語の中で、設定はとても大事だと思っています。
「オチ」と共に、ほぼ小説の命と言っていいくらいに。
この作品は読み始めてすぐに情景が浮かぶくらい、設定が完璧でした。
投票者: このバトルへの参加作者

風船の夢
蛮人Sさん


感想:
最後に笑わせていただきましたお礼に一票です。
どんだけメルヘンな軍事国家なんでしょうか。素敵な文章だと思います。
投票者: このバトルへの参加作者