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1000字小説バトル

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1000字小説バトル stage3
第76回バトル結果

おめでとうございます。

今回のバトルは叶冬姫さん『コーラ』、蛮人Sさん『たこ先生』の2作品がチャンピオン作品と決まりました!
みなさま、ご投票いただきありがとうございました。
今回、三名の方よりすべての作品への感想をいただいております。ぜひご覧ください。

投票結果
得票数 
1
未知との遭遇
小笠原寿夫
2
てるてるぉーず
サヌキマオ
1
3
俳句
石川順一
1
4
愛しのシャバーニ
緋川コナツ
5
旅人のおとぎばな詩
植木
2
6
He’s A Rainbow?
ごんぱち
7
コーラ
叶冬姫
3
8
瞳に映らない
栟田流都
1
9
たこ先生
蛮人S
3
10
雪子さんの泥棒よけ
夢野久作
    

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

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推薦作品と感想

■Entry7
コーラ
叶冬姫さん


感想:
「未知との遭遇」
読んでいて、何度もクスッと笑ってしまいました。
ファンタジー小説とは言えないかもしれない
けれど(ごめんなさい)会話の噛み合わなさ
が巧みな喜劇を観ているようで面白かったです。

「てるてるぉーず」
タイトルと内容の繋がりが、わからない……。
横書きなので、漢数字だとちょい読みずらい
ような気が。
ちなみに昔の我が家の電話番号は「死人、焼こう
死人」でした。

「俳句」
なぜ、この題材で1000文字小説を書こうと思われた
のか知りたくなりました。
読んで俳句の勉強になりました。

「愛しのシャバーニ」
マジで惚れてまうやろー!

「旅人のおとぎばな詩」
宮沢賢治の童話みたいで素敵でした。
主人公の持つ空の薬瓶が「言葉の骨」で満たされて
ゆく過程を、見てみたいと思いました。

「 He’s A Rainbow?」
仲良きことは美しきかな。
ホモホモしい二人の日常は、読んでいてとても
微笑ましく感じました。
ちょっとBLっぽかったしw

「コーラ」
栄養は無いのに無駄に甘ったるく、それでいて
刺激的なコーラという飲み物を重要な位置に据えた
のは、上手いなぁと思いました。
教師(センセ)と若い女の子(生徒)の関係性を
象徴しているようで良かったです。

「瞳に映らない」
文章のセンテンスが短く簡潔で情景描写がほとんど
ないので、なんとなく「あらすじ」を読んでいる
ような気持ちになりました。
オチは救いがあってホッとしました。

「 たこ先生」
たこ先生、かわいい。
ぜひ絵本で読みたい作品でした。
ただ蛮人さんの作品にしては、今回はとても
「ええ話し」だったので、もうちょっと毒があって
も良かったかも。

今回は「旅人のおとぎばな詩」と「コーラ」で迷った
のですが、世界観が好みだった「コーラ」に投票させて
いただきます。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
期待されること、重荷感じなくなるほど麻痺した少女が少しでも救われる時間でありますように。
投票者: 純粋読者

感想:
7 コーラ
カバー曲を歌う少女。年齢の間にある分だけ、人と人が違う分だけ、感情も違うけど、やはり根底には愛がある印象。髪は少女の本物なのかな。偽物でも本物でも愛があるのは教師だからなのかな 
いろいろ考えました  

4 愛しのシャバーニ
マナーが悪い。内容の行動ではなく、実在の場所などを書くときは、もっと礼儀を持つべきだと思う。
投票者: 純粋読者

■Entry9
たこ先生
蛮人Sさん


感想:
温かくて、ちょっと泣けるお話。
先生が与えてくれたものの価値というのは、社会に出てから気付かされることが多い。最近、そんな事をつらつらと考えていたので個人的にツボでした。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
一番印象的でした。何か教訓話なのではないかと勘繰りながら読んで居る途中で思いましたが、どうもそうではないようです。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
先生はこうであってほしい。
こうあるべきではないけれど、こうあってほしいかもしれない。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry5
旅人のおとぎばな詩
植木さん


感想:
本当に不思議な、しかし、本当の輝きのありかを教えてくれる話。
こんな話を読みたかった!
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
詩人ならぬ私には詩がどうあるべきかはわからないけど、やはり純度の高い言葉であってほしいという気持ちはある。先生が示した「言葉の骨」は、そういうものなのだろうか。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry2
てるてるぉーず
サヌキマオさん


感想:
1.未知との遭遇
拙作。
2.てるてるぉーず
マイナンバー制度の時事ネタでしょうか。実は、文章の描写が、細部まで、こだわっていて、そこがサヌキマオ先生のいいところだと思います。
3.俳句
俳句の世界もセンスだけの票では、計り知れないことを教わりました。
4.愛しのシャバーニ
所見では、勉強不足で、架空のアイドルかと思ったのですが、結構、話題なんですね。
してやられました。
5.旅人のおとぎばな詩
美しい文章ですね。
詩が言葉の骨になるところが、素敵だな、と感じました。
思わず二度読みしてしまいました。
6.He’s A Rainbow?
最後の近藤さんのツッコミが好きです。酸とアルカリが混じり合うと、水が生成されることに感動したことを思い出しました。
7.コーラ
胸が苦しい程、甘い文章でした。
話の内容ではなく、小道具をタイトルに選んだのに、センスを感じました。
8.瞳には映らない
うまいな、と思いました。逆さオチを上手に使った文章にグッときました。
9.たこ先生
最初に読ませていただいた時、足を「教え」に喩えているのかと思いました。
おとぎ話のようで、実に深い。
最後の一文に頷きました。
10.雪子さんの泥棒よけ
時代背景が違う分、古典は良く思われますね。並べてみると異色に見えるのは、当たり前のような気がします。

どの作品も良かったです。溺れそうになりながら、感想を書かせていただきましたが、サヌキマオ先生には、色々と教わっているので。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry3
俳句
石川順一さん


感想:
1000
「未知との遭遇」
 小笠原作品の会話の危うさが好きだ。それはもう、手垢がつくほど繰り返されたボケと突っ込みの応酬のその先のステージにあるもので、これが談志師匠あたりだと「イリュージョン」とか読んでいる手合のものに進化していくような気がする。
 ただいかんせん、話としては探り探り書いているのでまぁ、こんなもんかなぁ、という以上の感想が浮かばない。

「てるてるぉーず」
 こんなん書いててインカ帝国

「俳句」
 わあい石川先生が帰ってきた。ぐちぐちとした自己反省かと思いきや実は講演会で、謎の点数システムに話が移って投げっぱなし。
 予想外に台風がやってきてみんな荒らして去って行きました、みたいな作風も1,000字ならではこそ面白い、というところだと思います。

「愛しのシャバーニ」
 ゴリラでもチンパンジーでも、雌のケツはエロいなぁと思うこと、少なくありません。シーズン中の奈良公園の雌鹿にもグッと来るものがあります。
 と、共感する他にない1,000字。共感するか、否か。

「旅人のおとぎばな詩」
 ああ、いいっすね。挿絵もつけてどっかで売ってそう。「綺麗だ」ってだけで価値があるわね。
 だが好みでない。自分の店に「スパゲッティハウス ぽえ夢」って付けるくらい「おとぎばな詩」にモヤッとする。

「He’s A Rainbow?」
 出てくるのは四谷だがやっていることは日常系萌四コマだな。「日常系」というのは登場人物に魅力があって可愛いがゆえに、日常を送っている様子を見るだけで非常に満足できる、という手合のもの。で、二次元のあの絵柄を「可愛い」「愛おしい」と思えないとまったく魅力を感じない。本作でやってるのもそーゆーことよなぁ。
 だがしかし、なんつったって四谷だからなぁ。

「コーラ」
 <他人が身に着けていたものを嫌がる>んならば<窓も閉め切られ、内装だけを豪華に見せかけた部屋>程度のラブホでさえも汚らしいと思っちゃうんじゃないか、とかふと思った。だったらちゃんとした高いホテルを準備するとか、戦場(いやん)を先生の家にするとかもっとやりようがあったんじゃないかしらん。

「瞳に映らない」
 なんか普通だなぁ。同じシチュエーションで、同じ設定で書かれた短編なんか山程ありそう。そういう「普通」の域を出ていない、ということは、読者としちゃ退屈。

「たこ先生」
 たこ先生が翌日に復活してくることによって「何でもあり」になっていやせんじゃろうか。
 書きたかったのはたこ先生の自己犠牲の精神、ではないんだろう。とすると、無限に発生してくる足をもらった「私」は何なんだろう。貰えるものを貰えるがままに貰った結果「異形になりました」でも「立派になりました」でもないしなぁ。「貰ったものをいつまでも抱えている私」を焦点にしたらええんじゃろうか。
 うん、わからん。読みきれなかった。

「雪子さんの泥棒よけ」
 <なかなかお起きになりません>いいなぁ。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry8
瞳に映らない
栟田流都さん


感想:
 認知症の主観がどのようであるかについては、案外分かるようで分からないようで分かるような、というのが実際のところ。
 問題になるのは、それがあまりに多い為、病気として取り扱っては医療保険が破綻するということ。
 認知症が単なる狂気のようなロマンティックな現象に過ぎなければ、さぞかし介護という世界は穏やかだったろう。というよりも、介護という概念は消失して、ただの医療の片隅でひっそりと存在できたのに。
投票者: このバトルへの参加作者