≪表紙へ

1000字小説バトル

≪1000字小説バトル表紙へ

1000字小説バトルstage4
第31回バトル結果

おめでとうございます

今回は、サヌキマオさん『親子丼の味』が票を集めチャンピオンとなりました。

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
4
2
ごんぱち
1
3
アンブローズ・ビアス/ アレシア・モード
1
4
墨痕
加藤武雄

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

親子丼の味
サヌキマオさん

感想:
おかしくてしばらく笑ってました。
投票者: 純粋読者

感想:
一番、読みやすかったので、サヌキマオさんに一票入れます。
ごんぱち先生の作品は、文体が整っていて素敵ですが、メチャの世界の様な気もしました。
アレシア・モードさんの作品は、元ネタを知っていたらなぁ、と悔やまれます。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
すごい……!!
読み返してため息が出ました
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
Entry1 親子丼の味
まったく、どうしようもない話だ。『もし合言葉が「親子丼」だったら』ただこの一点のネタを拡張しただけで、忍者の駆け引きが大喜利と化してしまった。手練れの仕業である。さらにまったく救いのない結末。サスケは底しれぬ恐怖に、ゾッと身を震わせるのであった。

Entry2 小鳥とハツカネズミとソーセージによろしく
ごめんなさい、この話の元ネタ、調べるまで知らなかった。残念ながらグリムの原作のほうが破壊力があって笑えるのだけど、こちらはこちらで活動家は目的を果たしたし、家畜もうまくやったのでまだハッピーエンドなのかもしれません。ルルルンルン、ルンルンルーン。

Entry3 ゴールは無かった
「私」に関する部分以外は原作のまんまです。この、目の前でスッと消えるという話は色々似たようなのがあって、子供の頃ひどく怖かった。で、ビアスは消えたところで投げ出すけど、派生だと霊とか異次元とかくだらぬ理屈がつきまといがちなのだ。私はシンプル、かつ現実的な解釈を加えたつもりですが。

Entry4 墨痕
太宰治とか、こういう修身じみた説話なんか子供の頃から鼻で笑ってたんだろうなあと思います。
投票者: このバトルへの参加作者

小鳥とハツカネズミとソーセージによろしく
ごんぱちさん

感想:
 「親子丼の味」
 もしかすると「六文銭」でも「ねのひ」でも「ちょんまげぷりん」でもよかったのかもしれないな……
 こういう、割と悪意のあるふざけ方というのは文化として残していかにゃならんのかなぁと思ったりなんかしちゃったりして。

「小鳥とハツカネズミとソーセージによろしく」
 単純な「人権活動家は駄目だね」という話でないところがあって、もっと前提になる部分が壊れているのに無理にエンジンを吹かすから車が変な方向に走って行っちゃったぞ、というところが面白いし、これを1000字でやるから成立するのだ、という気配はある。
 前半の労働者は明らかにそういう立場の「一人」なのに、後半になるにつれて複数の立ち居振る舞いをしてくるところを、どう評価していいかむずかしい。
 が、こうやって試す眇つして楽しめるのが掌編のいいところなので、役目としては十分かしらんと思った。

「ゴールは無かった」
 女は勝手に消えないのか、という疑問は残った。そう、ライオンも……ヒマラヤスギも……風船おじさんも……

「墨痕」
 わりとこう「こっちは友だちと思っているかもしれないが、向こうはそう思ってないかもよ」という問題意識を目の当たりにする作品だ。
 ただまぁ、なんでしょう、莫迦だよねぇ。でも、作者本人は「なんてひどい話だ!」と真面目に思ってそうなフシがあるな……
投票者: このバトルへの参加作者

ゴールは無かった
アレシア・モードさん

感想:
男はふらりと消えるもの。
女はそもそも現れぬ。
投票者: このバトルへの参加作者