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3000字小説バトル

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3000字小説バトル
第22回バトル結果

おめでとうございます

第22回3000字バトルチャンピオンは、羽那沖権八さん作『朽ちる時を迎えて』と青野 岬さん作『遠雷』に決定しました。羽那沖権八さん、青野 岬さん、3000字チャンピオンおめでとうございます!
感想票をお寄せいただいた読者の皆様、ありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
黒男
2
2
時間追われ
雨野雫
3
頼子(毛の生えた亀)
ラディッシュ・おおもり
4
再会
風早瑞樹
5
羽那沖権八
3
6
踊り
林徳鎬
7
すくらっぷ
紺詠志
8
卯木はる
1
9
さとう啓介
2
10
メビウスの夢
ヒムロ・ケイ
11
橘内 閏
1
12
ゆうか
1
13
るるるぶ☆どっぐちゃん
2
14
青野 岬
3
15
赤鼻のトナカイ
泉和総

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

朽ちる時を迎えて
羽那沖権八さん

感想:
やられた。まず題材の勝利。それを表現できる力量の勝利。
記号に頼りすぎる節はあるが、介護問題を正面から捉えた社会派作品。
投票者: 

感想:
短い期間ではありましたが、私にも介護の経験が少しだけあります。
私が生まれる前から同居していた父方の祖母が、私が高校生の頃いきなりボケたのです。
家の中はメチャクチャになりました。
そして祖母が病院で息を引き取ったとき、家族は安堵のため息を漏らしたのです。
ごんぱちさんは、まだお若いのにこういったものも書けるなんてすごいですね。これからも、期待しています。
投票者: 

感想:
うわ、こわっ。
挟まれるばーさんの描写がリアルでどうも。
砒素をとっとくところも余韻があってよいです。
ごんぱちさんの面白いお話も好きですが、こういう黒いのもいいですね。
投票者: 

遠雷
青野 岬さん

感想:
絵が描けているし、ストーリーも悪くない。ただ、だいたい、展開が予想できるのが惜しいと言えば惜しいかな。
投票者: 

感想:
少年のにわかな母性への心の揺らぎが感じられ、甘酸っぱい感じがしました。
ちょうど小学校の四年生ぐらいの感覚と言った感じが共感できた気がします。
投票者: 

感想:
これ、チャンプなんじゃないのかな。(違ってたらごめんなさい。)
青野さんの世界が花開いている。
ケチのつけようがないです。いいですよ、これ。
(役に立たない感想でごめんなさい。)
投票者: 

熊掌
黒男さん

感想:
成王、熊掌ヲ食イテ死セン事ヲ願ウ。許サズ。遂ニ自殺ス。
これだけの史書の言葉から、ここまで世界を構築されるとは。
脱帽します。
投票者: 

感想:
芥川龍之介を読んで、古典も読まなくてはと考える今日この頃。歴史の事実から小説にするのはすばらしいと思います。その歴史に詳しくなくてはならないからです。というわけで黒男さんに一票。
投票者: 

時の雨
さとう啓介さん

感想:
美しい短編。近未来を描きながら、どこかノスタルジアを感じさせる作風も好きです。
投票者: 

感想:
老兵、忘れ形見、雨。ううん、狡い道具立てだ。
 しかし、この道具を上手く使えるかどうかが分かれ目なわけで。実際に使えているから推薦するわけで。
 雨音が聞こえる様で、きゅんとなる。
 良い。
投票者: 

絵本を抱えて森の隅へ
るるるぶ☆どっぐちゃんさん

感想:
「ある程度の長さがないと異界ものは難しい」と知人が言っていたことがあるのですが、それを良い意味で裏切ってくださったのでこちらに一票です。騎士物語のノイシュとディアドラ(名前は違うかも)のようなラストも個人的に好みですね。では、拙文失礼しました。
投票者: 

感想:
かなり迷いました。
「熊掌」はかなりツボでした。ただ、終わり方に推敲の余地があると思います。
「時間追われ」は映像を喚起させる良作だと思います。
「頼子(毛の生えた亀)」はラディさんにしては珍しく、私好みでした。
「朽ちる時を迎えて」は毒を手にするところから導入して淡々と語っていく流れが、とてもリアルに感じました。
「絵本を抱えて森の隅へ」は今回の全作品中、終わり方が一番上手かったと思います。流れとしてはやや単調な気もしたのですが、読後感が抜群でした。
「遠雷」は母子の微妙なバランスをうまく描いていると思います。ただ、先の気になる終わり方が余韻ではなく物足りないと感じてしまいました。
 以上、悩んだ結果、今回は「絵本を抱えて森の隅へ」の読後感を推します。
投票者: 

鄙の家
卯木はるさん

感想:
筆力があるし、バランスもいいです。
今回はストーリーがすごくいい、ってのが他になかったので、卯木さんで間違いないと思いました。
というか読んでてわからない漢字がある辺り(タイトルも読めんです)、自分の書く力が及ぶわけないなあ。すごく書き慣れてらっしゃる?余裕が感じられます。
スバラシイ
投票者: 

『近未来備忘録 ~Life is good too good to be true.』
橘内 閏さん

感想:
今回はとりわけこころひかれる作品はなかった。しいて、この作品、仮想史で時事をつづろうというこころみに応援票をささげる。採録の形式とはいえ、もっと突っ込んだ内容を期待するも、ネタの数と字数からすれば、このくらいが穏当だろうか。いつか「広く浅く」でなく「狭く深く」でこの手法を見たい。
投票者: 

『ジェィド・ハミルトンの日記』
ゆうかさん

感想:
今回の三千字、感想はありませんでしたが面白かったですね。楽しいバトルでした。推薦作は、誤字脱字が多いものの、スペースマンものが好きなわたしはとてもおいしく召し上がれました。難点はタイトルがわたしでは発音出来無いことぐらいですかね。
ところでなんでタイトルにカッコが? もしかして橘内さんとデキてらっしゃるとか?
きゃー、ふけつー。
投票者: