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3000字小説バトル

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3000字小説バトル stage3
第9回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、蛮人Sさん『人生の五つの贈りもの【勘訳版】』と決まりました。
みなさま、ご投票いただきありがとうございました!

投票結果
得票数 
1
笛吹かれれば踊れ、と云った気がする
サヌキマオ
1
2
思いの儘
緋川コナツ
3
人生の五つの贈りもの【勘訳版】
蛮人S/マーク・トウェイン(原作)
2
4
岡本かの子
    

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

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推薦作品と感想

■Entry3
人生の五つの贈りもの【勘訳版】
蛮人S/マーク・トウェイン(原作)さん


感想:
「笛吹かれれば踊れ、と云った気がする」
文化部の青春シリーズ(勝手に命名)
大きな事件もなく、淡々と過行く学校生活なんですが、
なんかもうちょっと深いもの、またはアンカーになるものが欲しい。
それがあったら鬼に金棒!

「人生の五つの贈りもの【勘訳版】」
蛮人Sさんが訳した小説なわけですね。
私に原作を読んで叩き直すだけの文章力は無いのでできませんが
内容的には面白かったです。
あと1000文字近く余裕があるので、もうちょっと蛮人さんなりの
表現を書き込んでアレンジしても良かったかもしれません。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「笛吹かれれば踊れ、と云った気がする」
 ガッツリ書けば「読解力を試されているような気がして物語にうまく入り込めない」と書かれ、軽く書き飛ばすと「パロディではなく、真正面からがっつり組んだ真摯な小説を読みたい」と書かれる。
 今回はどっちですかね。

「思いの儘」
 技術的なことを言うと、冒頭で「そうか」と呟いた小鳥遊と店に入ってきたモスグリーンのジャケットの男が別人に見えて「登場人物は三人かな」と思ってしまう。よくよく読めば結果として2人での別れの場なんだけど、単純に、技術としてうまくない。
 あと、作者としては「思いの儘」という梅の品種を出したくてこの話を書いたのかもしれないが、わざわざ重い梅の鉢を下げて土産に持たす男というのは、ハッキリ云って「変な男」だ。困ったちゃんである。なんかこう読んでて、火遊びしたくなるようないい男だなぁ、という感じがしない。
 その場で受け取りを拒否されて、またすごすごと梅の鉢を持って帰る事になったらどうするのか。
 で、それを「私へのメッセージね」と脳内変換して納得する「私」も十分変な女なんだけど。こちらからも危ない火遊びが出来るようないい女オーラを感じない。

「人生の五つの贈りもの【勘訳版】」
 あれっすよね、「今の知識と経験をプールしたまま小学生からやり直したい」的な。
 第三章の思考の読み上げが実に蛮人テイストでようございました。

「愛」
 流石に太郎の母ちゃんだけあって、このテキストだけ脳に流し込んでもなんだかよくわかんないんだよなぁ。
 そのくらい、時代状況にテキストを委ねるからこそ綱渡りが出来る、みたいな側面もあるんだろうけれども。
 ここだけ、何の部位だかわからない肉片を渡されても、やっぱりよくわがんねぇ。

 で、どっちに投票するかったら、完成している方だわな。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry1
笛吹かれれば踊れ、と云った気がする
サヌキマオさん


感想:
 あっけらかんとしているゆえにむしろもどかしい話。
 結局「授業も部活も俺も直接何の役にも立たないけどここに居ろ(俺もよく分からないけどな)」という教師の悶々である。高校演劇部活動では笛一つに勝らない。と思っているのか不器用なのか顧問も答えが提示できない。結局、鯨出は他の生徒と同じく、ただ多少早く卒業したに過ぎなかった。そしていつまでも卒業しない奴がひとり。見てて「いやアンタそこ違うやろ」と思わせるのはやはりドラマが上手なのだろう。
 物語の設定背景を知らないまま読む者には話を掴みにくいであろう点は、一応この場所では減点とせざるを得ない。もっとも読み返す楽しみはある。

「思いの儘」
 素直だと思う。他人に対する素直さゆえに人生をややこしくする女だ。それゆえに「思いのままに」というメッセージは適切なのだけど、結局このややこしさを逆手に不倫関係を精算する恋愛スマートな小鳥遊さんてば……
 構成は素直じゃない。冒頭にサムネイル的なシーンを貼るのは定番デザインだが、ここではあまり効果をあげていない。ひょっとして書いてる途中でその事を忘れたか、切り貼りする間に混乱してしまったのだろうか(私はよくやらかす)。1シーンで書いて平坦な印象があるならば、明確な2シーンに分けたほうが良かったかも知れない。

「人生の五つの贈りもの【勘訳版】」
 やはり半ば文豪枠というのは反則か。
 内容はノーコメントとして、何が楽しいのか似たようなニュアンスの単語を執拗に重ねてくるヒゲじじいには寧ろ日本語の方でのボキャブラリー千本ノックを食らった感じ。『屑』がダブってたのは痛恨のエラー。
投票者: このバトルへの参加作者