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3000字小説バトル

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3000字小説バトル stage4
第34回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『七回忌風景』です。みなさま、ご投票くださいましてありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
七回忌風景
サヌキマオ
2
2
猫の裁判
アレシア・モード
1
3
刹那
辻潤
    

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

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推薦作品と感想

■Entry1
七回忌風景
サヌキマオさん


感想:
法事のさまがよく描かれて居ると思いました。法事の後の二次会と言う言い方は不謹慎かもしれませんが、とにかく七回忌でしたか、よく描かれて居ると思いました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
『七回忌風景』
蛮人氏も(今さら何に影響されたのか知らないけど)ご執心らしい『作者の客観的態度』を、強く感じさせる作品。ひょっとして流行ってるのでしょうか。演出を廃したホームビデオのカメラを通したような情景が淡々と続く描写は、瀬戸内の風景と相まって、七回忌という今ひとつ薄いイベント、さらに基本的には嫁側の親族の集まりである中での今ひとつ微妙な自分の客観的ポジションをまんま客観的に反映していて、故に100%客観的立場である読者も、その居心地をVRのごとく感じながらその場に居られるようになっています。主題と文体が有効にマッチした作品と思います。

『猫の裁判』
なんかパズル埋めに終始した感があって全体として馴染んでいないのは相変わらずである。もっとも八割方は私にとってのリアルを写し直しただけだ。ちなみに蛮人氏は前回の作品において、殆ど全てが自身のリアルそのまんまだったらしい。馬鹿じゃないだろうか。

『刹那』
実のところ刹那厚顔あたりから半笑いで、刹那殺人の「俺は山賊嘲笑だ。」で完全に笑ってました。いちおう真剣に読みますと、言葉による、印象の不可逆な転写――組み直すことのできない感覚だけが後味のように獏と残る、ある意味純粋な芸術なのかも知れません。でもやっぱり、ただ単にはぐらかされているだけのような気も。このあたり(その素材のせいもあって)TV版エヴァの最終話みたいです。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry2
猫の裁判
アレシア・モードさん


感想:
「七回忌風景」
 だからどうということはないのですが、実話をもとにしました。

「猫の裁判」
 んーと、本作のキモはオチだと思うのです。善意だと思っていたものが却って何者かを不幸にしてしまっていた。そうかそうかよく出来た話だなぁ、と思っていると最後<いったいこいつはどういう過ちなんだろうかと訝しんだ。>うーん。単純に「人の身勝手な善意」をテーマにするのであれば、ここは要らないよな、なのです。だがしかし、もう一つの問題が頭をもたげてくる。

 もう一つの問題というのは「猫に人間的な道徳を貸与していいのか」という点です。猫に「人間による善意の押しつけ」を糾弾する役を与えていいのか。人間の道徳を勝手に語らせていいのか。イカの刺身を食わせていいのか(よくない)。これ、自分でも猫を出す時に非常に考える点なのですが、そうした猫の倫理の面から考えると、気まぐれに例外を差し向けてくる、というのはアリ寄りのアリだと思います。「なんだかんだ云ってるけど結局猫だしなあ」が成立する。

 どこまで考えて書いてはったか、もしヒントがあるとすれば、タイトルが「猫の裁判」であるあたりかしら。あくまでも猫の裁判だからね、という但書が表題なのだとすれば、たいしたもんじゃん、と思えてしまう。

「刹那」
 冒頭だけ読んでブラウザをそっと閉じようとした。が、こういうわけのわからないものを書くのはどこの独逸だ、とぐぐるとダダイストだ、辻まことの親父だ、とじゃあしょうがねえかぁ、という気になった。山法師と鴨川の水とダダイストはどうにもならない。
投票者: このバトルへの参加作者