第5回詩人バトル
poem2
終点を告げるアナウンスが流れ 降りたプラットフォームから 真っ白な月がみえた。 ツキガキレイダカラ 20字しか入らないメール 返事が来ないことはわかっているのに あの恍惚とさせる光が 悲しみも 切なさも 狡さや 弱さまでも やわらかく 包み込むように すべてが 許されているかのように 『輝く』 返事が来ないことはわかっているのに ポケットの中の 電話を握り締める右手も …… ツキガキレイダカラ ……… …電話(ベル)が 鳴る。
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