第49回中高生1000字小説バトル

エントリ 作品 作者 文字数
横の男 男挫折 1000
悲劇の前のある晴れた日に 芦野 前 1000
進路希望調査。 桜也乃 931
カレー魔人と空腹の俺。 1000
serenade 4 her ―小夜曲を彼女に― 暇 唯人 (いとま ただひと) 998
優しいご主人 香月 949
僕の見る世界 花村 彩邪 1005
(この作品は公開を終了しました)


バトル開始後の訂正・修正は受け付けませんのでご覚悟を。

投票、投稿ありがとうございました。

バトル結果ここからご覧ください。



エントリ1  横の男   男挫折


 まず僕が感じた事はなんだか恥ずかしいと思った事だ。
本屋で僕が立った位置とその人が立っていた位置が低い本棚をはさんで丁度向かい合わせだった。
本当にその人は知らない人だった。しかも僕の事なんて気にもせずに雑誌を読んでいる。僕の横には誰もいないがその人の両隣には人はいてやっぱり雑誌を読んでいる。その二人も僕には無関心だ。
なぜ僕だけこんなにこの前に立っている人の事が気になるんだろう。その人は一般常識で言えばただのおっさんだ。別に若くて綺麗な女性でもない。本当に見るからにただのおっさんだ。
でもなぜか恥ずかしい。適度に恥ずかしい。
僕は思わずその場から動けなくなってしまった。なんか負けたら僕の負けのような気がしていた。だから僕はおもむろに前にあった本を手にとって見るふりをしてみた。
しかし当然ながらそのおっさんや横の二人も僕に関しては無関心だ。
 動くのは負けたと思い嫌だったがしょうがない。今度はそのおっさんの横に行ってみた。おっさんはパソコン雑誌を読んでいた。無理矢理おっさんの横に入ったのでおっさんの横にいた男は怪訝そうな顔をした。これで少しは僕に関心を示したようだ。勝った。次はおっさんだ。
とりあえず咳払いしてみた。相変わらず横の男は怪訝な顔をしているがおっさんは意に介せず無関心だ。
ならばと無理矢理手を伸ばしておっさんの前の雑誌を取ってみた。少しおっさんの読んでいた雑誌に肩が接触してしまった。どうだとおっさんを見るとしぶとい事におっさんの視線はずっと雑誌に向けられている。
直接的な事をしては駄目なのだ、あくまで自然にありうることでおっさんに気付かせなければいけない。
次に僕は雑誌を広げながら自分のは無視しておっさんの雑誌を凝視するという行動に出た。横の奴はさっきからどうも僕の事が気になるらしく怪訝な顔がどんどん酷くなっている。
しかしそんな横の光景にも気付かずにおっさんは雑誌に夢中だ。一瞬僕はこのおっさんは寝ているんじゃないかという疑惑に襲われた。そうかだからこんなに興味を持ってしまったのだ。目を開けているが多分このおっさんはそういう寝方をするおっさんに違いない。
僕はパサッと雑誌を戻すとその場から離れた。しかし何かまだ胸に何かが残っている。

 ゆっくりと振り返るとおっさんと横の男がニヤニヤと笑っていた。
悔しい、負けた。おっさんはともかく横の男が許せなかった。
さてもう日が暮れそうだ。はは。





エントリ2  悲劇の前のある晴れた日に   芦野 前


 手をまっすぐ天にかざす。
 薄く朱の透ける爪、細く白い指、すきまからのぞく深い青。
 気持ちが悪いくらいのいい天気。
 いくらのばしても手が空を掴むことはなく、むしろ指は格子となって私の視界を遮るばかり。
 とりが。
 鳥が、籠から外を見ると、きっとこんな感じだろう。
 なんて広い世界。
 まだ自由に飛び回っていたいのに。
「冴香さん、時間ですよ」
 返事はせずに、きつく締めた着物をしゃらりと揺らす。
「まあ、庭になんて出て。足袋が汚れてしまうではないの」
 早く替えなさい。
 そう急かす母を、私は嫌いではない。
 上品で、清潔で、聡明なひと。
 着物の裾を持ち上げ部屋へ入る。
 まぶしい外の光を見た後は、全てがくすんで黒く見える。
「もう霞崎さまがお待ちですよ。失礼のないようになさいね」
 紅を刷いた自分の唇が、いやらしく鏡に映し出される。
 足元には、ひざまずいて私の足袋を直す美しい母。
 ふ、と浮かんだ自嘲の笑みを一瞬で拭い去る。
「はい、おかあさま」

「では冴香さんはお琴を弾かれるんですか?」
「ええ、曾祖母の代からみな習っていますので」
「すばらしい。ぜひ、今度僕にも聴かせてください」
 穏やかに進む会話。
 まるでぬるま湯の中を這うような。
 母がゆるく口の端を持ち上げ、私と同じ紅色の唇を開く。
「俊彦さんは、このままお父様の会社を継がれるのですか?」
「ええ……今時世襲なんて珍しいですけれど、父の強い希望だそうです」
「それだけの器をあなたがお持ちなのですよ。うちの冴香が俊彦さんのような素敵な方と一緒になれること、わたくしも誇りに思いますわ」
 母を嫌いではない。
 けれどこんな風に男の付録にたやすく釣られる母を、好きにもなれない。

 目をそむけて窓の外を見る。
 日差しが眩しい。
 あまりにもいい天気で、いっそ凄惨なほどだ。
 深い空。
 流れる雲。
 風はたぶん頬に心地よくて、今ごろはコスモスがどこかで咲き乱れている。
 秋のおわり。
 冬のはじまり。

  私は来月、目の前の男と式を挙げる。
  世界は、今ここにあるおおきな自然は、きっと小さな私のことなどすぐ忘れてしまうだろう。

 着物のきつさと母の声で現実に引き戻される前に、強く思う。

  ならば私は、今、ここにある世界を、いつまでも覚えていよう。
  小さな窓に切り取られたこの世界が、
  私は愛しくて仕方がない。

 遠くを見つめる。
 雲はその速度を変えずに、ゆっくりと流れていた。





エントリ3  進路希望調査。   桜也乃


11月。内申書なるものが、学年中から脚光を浴びている頃。
みんなはもう志望校が決まったらしい。
仲良しの莉紗は、トップクラスのA高校、榊さんは、R高校の理数科。
他のみんなも、口々に志望校を言っている。
私は、まだ決まっていない。っていうか、できれば簡単に受かるところがいい。
めんどくさいのは嫌だから。
どうせなら、専門学校行きたい。
でも、無理だろうなぁ。
昨日、配られた最終の進路調査書を見つめ、私はため息をつく。
学校って、あんまり好きじゃないんだよねぇ。
今日は、進路調査書を、もう14人もの人が出している。
私って、遅れてる?このままじゃ、締め切り過ぎちゃうよ。
榊さんに相談したら、
「それは、自分で考えなきゃ。」って言われたし。
私の、志望校とする高校に果たして
内申点が足りているのか・・・。不安だ。
結局、その日は志望校は決定ならず。
そういえば、もうすぐ期末テスト。悩みの種。
出せないままの結果表は、未だに鞄の中に眠っている。
だって、こんなのやばいんだもん。
きっと、私の内申書はボロボロだろう。
いつになれば、この悪循環は終わるのか。
頑張ってるのに、もっと頑張りなさい。って大人は言う。
でも、私のがんばりって結構少ないかな。人から比べたら。
でも、これが私だし。
写真を撮った。卒業アルバムの。
はやく、志望校決めなきゃ。
やりたいことが、あるのならやりなさい。
母の助言が、頭に焼きついてぐるぐる回っている。
大体、私のやりたい事ってなんなんだ?
今まで、絵が好きって言ってきたけど
それが本当にやりたいことなのかな?
自分自身のことが分からない。だめな奴。
「たま。かえんないの?」莉紗は、もう帰りの用意が終わっていて、
黙ったままの、私を不思議そうに見ていた。
「うん。かえろっか。」
「そういえば、莉紗。A高校受けるんでしょ?さすがだよねぇ。」
帰り道で、私は進路の話をしていた。
「うーん。その話なんだけど、A 高校やめよっかなって。」
「なんで!!もったいないよ?」
「やっぱり、英語やりたいから。」
「そっか。」
途中、たまは?と聞かれた。
とっさに「B高校のデザイン科かな?」
っていった。絵は好きだから。
その日、私は、進路希望調査書にペンを走らせることにした。
やっぱり、不安だから専門学校は書かなかった。





エントリ4  カレー魔人と空腹の俺。   音


 カレーの匂い、これマジ反則。

 母さんがカレーを作るつもりだって事には気付いてた。
昨日カレールゥ買って来てたし。今日帰ってきたら人参切ってたし。
何より弟のカズヤが宿題をしていた。
あいつはいつもなら宿題なんかやらない。
機嫌の良い時、つまり学校で良い事が有った時か夕食に大好物が出る時くらいしか。
 でも、それを踏まえた上で俺は夕食は要らないと母さんに云った。
カレーは捨て難かった。カズヤと同じで、俺もカレーが大好きだから。母さんの料理は天下一品だから尚更。
でも、今日だけは母さんの夕飯を食べるわけにはいかなかった。
 隣に住んでいる、幼馴染み兼彼女のユキが俺に手作りのシチューを届けてくれる事になっていたからだ。
 シチューとカレーを一緒に食べるわけにはいかない。
世の中には一緒に食べる人もいるのかもしれないが、少なくとも俺は食べない。
そもそも、俺は小食だ。
だから母さんに夕食は要らないと云った。母さんが少し哀しそうな表情をしたけど発言は覆さなかった。
胸が少し痛んだけど、それでも俺はユキの手料理を取った。
 そして、日も暮れた夕食時。
『御免、今日のシチュー失敗しちゃった。全部焦がしちゃったの』
 両手を合わせながら申し訳無さそうにユキは云った。
別に怒る事でもなかったので笑って許した。今度また作ってくれと云いながら。
少しショックだったが母さんのカレーを食べれば良いと思った。
しかし、その考えは甘かった。
『一度要らないと云った子にあげる料理は有りません』
 これが母さん。どうやら少し拗ねているようだった。
『男に二言は無いだろう』
 これが父さん。結婚十五年目になっても母さんへの愛情は少しも薄れていない、母さん至上主義者。
『僕がお兄ちゃんの分も食べて良いってお母さん云ったもん』
 これがカズヤ。給食は他のクラスの分まで食べるという底無しの胃袋を持つ九歳児。
 そう、つまり俺の分のカレーは無く、というか鍋の中にカレーはたっぷり有ったのだが俺に与えられる事は無かった。
俺は仕方無く空腹を持て余す。
しかしカレーの匂いは残酷なもので、俺の空腹を増徴させ、しかしカレーが俺の腹を満たす事は無いのである。
リビングから楽しそうな声とカレーの匂いが俺の部屋まで漂ってきた。うああああ、腹減った。

 空腹を紛らわす為に寝ようと思ったが、それも当分無理そうだった。
やっとの思いで眠りについても、俺はカレーの夢を見るんだろうなと思った。





エントリ5  serenade 4 her ―小夜曲を彼女に―
暇 唯人 (いとま ただひと)


「 今日はお疲れ、カンパーイ! 」

誰かの一言で教室は宴会の場と化した。 

この宴会の背景には、俺のクラスの文化祭での出し物が見事銀賞をとってしまい、
その記念として担任がジュースやお菓子を用意し、ささやかなパーティをひらいてくれたのだ。
俺はどんちゃん騒ぎになっている教室から離れて、外に出た。 ああいう雰囲気には馴染みにくい。
外は夕焼けが西の方に少し残っていて、上を見上げると明るい星が2つほど出て、月もあった。 それらの明るさが妙に気になった。

「 おつかれさま。 はい、これコーヒー、気をつけてね〜 」

いきなり暖かいものを頬に当てられ、驚き、見上げた。 長月だった。
中途半端に返事を返して、差し出されたカップを持った。 

「 どうしたんだ? 教室の方は嫌いなのか? 」

「 ううん、ちょっと外見たら、誰かがいたから、来てみただけ 」

「 ふーん…… 」

コーヒーを1口飲んだ。 少し熱くて苦かった。

「 星が綺麗だね、秋山君、」

星の方を見て欲しいと誘った言葉だったのだろうが、俺は長月の方を見ていた。
月光に照らされた、長月の凛とした顔はこの冬の夜の空気ととても合って、肩にかかる長さで、
銀に輝く黒髪は神秘的なヴェールを纏っているかのようだった。
視線を目に向けた時だった。 長月の目がこっちを向いてる事に気づいた。

「 ………… 」

長月は無言のまま、上を向き、目をつむった。 そして、大きく深呼吸をした。

「 長月、俺、帰るからな、」

「 え? 」

「 帰る 」

そういって、踵を返し帰ろうとした。 が、引き止められた。

「 ちょっと待って! 」

「 !? な、長月!? 」

長月は後ろから背中に抱きつき、力強く抱きしめていた。

「 ちょ、何だ!?  離してくれ!! 」

  返事は無く、更にきつく締まる。

「 離せって言ってるだろうが! 」

  「  嫌! 」

それと同時に、背中が開放された。  振り向くと長月の顔には光るものがあった。

「 ……長…月…? 」

「 …ごめんなさい、…何ともない? 」

 何ともなってるのは、そっちじゃないか……

「 秋山君が、好きだから……… いつも1人でいる秋山君が淋しく見えたの、それで……――― 」

そこで言葉は切れた。 長月は本当にこんな僕の事が好きなのだ。 こんなに涙し、感情を高ぶらせ。

そんな僕にできることは唯1つ。 泣きじゃくる長月を受け止めることだけだ。

1つに重なった人影を月が照らしていた。





エントリ6  優しいご主人   香月


私があなたの家に来てから何年経ったのでしょう。
一年の四分の一、あなたの傍にいました。
動き続けることに疲れて、首をいためたこともありました。
あなたは優しく私の首に包帯をまいてくれましたね。
そんな優しいあなたが好きでした。

あなたは私になんでも見せてくれましたね。
私の前で勉強をし、本を読み、テレビを見て、あなたの好きなものならわかります。
時にはお風呂上りのあなたも。私は恥ずかしくて、ただキョロキョロしていました。

あなたは時に残酷でもありましたね。
私の前に、そんな女を連れてくるなんて。
私があなたを想っていること、気づいていたのでしょう?
そんな風に、楽しくおしゃべりなんてしないで。
あたしは女のほうに背をむけて、あなただけを見ていた。
それでもあなたは無理矢理私を彼女の方へ向けさせるから、意地になってそっぽ向いたこともありました。

あぁ、私はこのときが大嫌い。
今日で一年の四分の一が終わってしまう。
あなたは優しく私を抱き上げる。
お願い、私をおろして。
お願い、そのままずっと抱き締めていて。
お願い、お願い。
どんなに願っても、叫んでも、あなたは私の口をふさいでしまう。
どうして、たった一年の四分の一なのでしょうか。
もう少し、ほんの少しでも、長く傍にいたいのに。
私は動かなくてよいですから。
ただ、黙ってあなたを見ていたいのです。

それは、寒い冬の日でした。
急に明るくなった視界、そこには愛しいあなたがいました。
どうして?一年の四分の一はもう終わったのに。どうして?
・・・・あぁ。
わかったわ。とうとう、本当の終わりなのね。次の一年の四分の一がきても、もうあなたの傍にはいられない。
さようなら、さようなら、愛しいあなた。
私にお仕事をくれてありがとう。

「あれ、お前それ捨てちゃうの?」

「あぁ、だってせっかくの大掃除だしさ。」

「もったいねぇなぁ。まだ使えそうなのに。」

「首振り機能とスイッチが壊れちゃってさ。首も1回折れかかっちゃったし。長年 世話になったんだけど。」

「ふ〜ん」

「なんかさぁ、彼女といるときも俺の方向ばっか向いて止まっちゃってさ。」

「へぇ〜意思でもあんのかね。」

「まさか〜。

 ま、ほんとに毎年夏は世話になったよ。この暑い部屋で唯一の救いだったから  な。

 本当に、ごうろうさまだよ。」

お仕事をありがとう。





エントリ7  僕の見る世界   花村 彩邪


 「この世にサンタさんはたーくさん、いるのよ」
これが昔からの母親の口癖だった。もちろん、その頃の俺は世界が母親の言ってた通りに見えた。12月にはいると、人々がよくごった返しになる町通りを冷気がすり抜けた。「寒い、寒い」といいながら、背中を丸め、白い息を吐く人たちの姿はまるで冬の訪れを歓迎しているかのようだった。

 街にはたくさんの赤い洋服、赤い帽子、白い大きな袋を担ぐ人や、ベルを振り鳴らしている姿をしたおじさん、お兄さん、お姉さんがいた。僕はイルミネーションの光が目に吸い込まれているかのように目をキラキラ輝かせながらママに尋ねた。
「サンタさんがいっぱいいるっ!ねぇ、ママ?サンタさんは
おじいさんじゃなかったの?何でこんなにサンタさんがたくさんいるの?」
すると、ママは僕と同じ目線の高さまでかがみ、こう言った。
「それはねぇ、ひろくんがちゃんと良い子かどうか皆が見ているからよ。
例え、一人のサンタさんが弘樹の事を悪い子だって決めても、
他のサンタさんが弘樹を見て良い子だって思ってくれたら、クリスマスの日
にはプレゼントが届くのよ」
「そーなの?サンタさんはクリスマスだけがお仕事じゃないの?」
僕が聞くと、ママはふふっと少し微笑んでから答えた。
「違うのよ。みーんなひろくんの事が好きだから、遠い世界からわざわざ
今年もひろくんが良い子にしていたか一足先に見に来てるの」
「そーなの?じゃあ、みーんな僕の事見るためにここにいるの?」
「そうよ。」
 

 それを聞いた俺は嬉しくて、良い子にしなきゃって思えて、率先して家の片づけをしたっけなぁ・・・
 今日はクリスマスだ。俺ももう高校生だし、今では町の中にいるサンタ達もやっぱり、キャンペーンガールや外で売り込んでるバイトの人達にしか見えない。僕の目から映る世界も、あの時より輝きが色褪せて薄汚れた街みたいになってしまったようだ。
 「はい、コーンポタージュ。温かいわよ」
コト、と机の上に置かれた白いマグカップは湯気がほのかに立っている。
「ありがとう、母さん」
ふふっと笑って、また台所に戻ってしまった。少しずつだが時の流れは確実にあるようで、母さんもまた例外じゃないようだ。だけど、少し老け込んだ母さんの微笑みはあの時と少しも変わらなかった。こんなにも温かくて幸せ?な日を向かえられたのなら、やっぱりサンタはいるのかな、そんな風に思えた。柄じゃないけど。
「母さん、俺、母さんが昔言ってた口癖思い出したよ」





エントリ8   


(本作品は公開を終了しました)