聞こえる 感じる 君がいた 音 匂い とても美しい あの頃も 今も 化けない 妄想ではなく事実 幻ではない 私が望んで幻になる 否定すること それを肯定する 記憶を辿る そこには何もない
宇宙にまたたく 無数の星に比べれば ほんの一刹那に 終わってしまうのだろう 天空から見下ろせば 水たまりにわくボウフラと 何ら変わりない この生命 君との思い出さえも ほんの束の間の戯れ その一刹那を胸に 結ばれない恋だから 今も忘れられない
ときどき むしょうに会いたくなって 意気地がないから 会えなくて 傍で見ているだけなら きっと ふれてみたくなる ふれたなら きっと多くを求めてしまう 失うことが こわくて 遠くで祈るよ 幸福でありますように いつも 笑顔でありますように そして もう一度 出会えますように